東京オリンピック男子ゴルフから日本代表入りを果たすのは誰か

12月14日(土)11時0分 SPAIA

2020年東京オリンピックのメダルⒸゲッティイメージズ

Ⓒゲッティイメージズ

男子日本代表入りの条件

12月5日から12月8日に開催され、プレーオフの末石川遼が今季3勝目を挙げた日本シリーズJTカップが終了し2019年の男子ゴルフツアーが幕を閉じた。来季はいよいよ東京オリンピックが開催される。そこで気になるのが、男子日本代表は誰になるのかという点だ。

各国の代表は世界ランキングを基にしたオリンピックゴルフランキングによって決まる。オリンピックゴルフランキング15位までの選手で各国最大4名。16位以下の場合、各国2名、15位以内に1名いた場合は16位以下から1名が出場可能だ。世界ランキングは過去2年間に出場した最新の52試合で獲得したポイントを試合数で割った平均ポイントによって決まる。

代表入りは2名か

より多くの日本人選手に東京オリンピック出場資格を獲得してもらいたいところだが、米ツアーが主戦場の松山英樹、日本ツアー賞金王の今平周吾以外の選手は世界ランキング15位からは離れている。

現在世界ランキング15位の選手は、50試合で243.17ポイント、平均4.8634ポイント。2020年6月22日時点でも、これに近い平均ポイントが世界ランキング15位の選手のポイントになることが予想される。

男子日本代表候補1位は、平均4.2709ポイントで世界ランキング21位の松山英樹。2位は、平均3.1388ポイントで世界ランキング32位の今平周吾。3位は、平均1.8210ポイントで世界ランキング82位の石川遼。4位は、平均1.5015ポイントで世界ランキング111位の星野陸也となっている。

2019年男子ゴルフ世界ランキングⒸSPAIA

日本ツアーで獲得できるポイントは多くない。4大メジャー優勝で100ポイント、米ツアーで50から60ポイント前後であるのに対して、日本ツアーでは20ポイント前後だ。2020年6月22日までの日本ツアーの試合数は2019年のツアースケジュールを参考にすると7程度になる。この7試合で、今平は4〜5勝すれば世界ランキング15位以内に入る可能性があるが、石川以下の選手は7試合全勝し120ポイント前後のポイントを獲得しても世界ランキング15位以内には届かない。

米ツアーに出場すれば石川と星野にも世界ランキング15位以内入りの可能性が出てくる。日本ツアーで3、4勝して代表決定直前にある全米オープンで優勝すれば大逆転で賞金ランキング15位以内に入ることができるかもしれないが、極めて厳しい条件だ。

しかも、今平、石川、星野の3人のうち誰か1人が15位以内に入ることができたとしても、2人以上となるとほぼ不可能だ。誰か1人が来季序盤で条件を満たすことは、同じ日本ツアーで戦っている他の2人が15位以内に入る可能性を限りなくゼロにすることになる。

米ツアーが主戦場の松山以外で世界ランキング15位以内に入るのは多くて1名。日本代表が3人以上になることはなさそうだ。

ほぼ当確の松山

松山は2018年に一時2位だった世界ランキングが32位まで下降した時期があったが、最近は調子を戻し現在世界ランキング21位で日本人選手1位だ。これから再び下降し、他の日本人選手が急上昇して逆転されることがあるかもしれない。しかし、誰かが急上昇するということは他の選手は停滞することになり、故障などで長期休養が必要にならない限りは世界ランキングで日本人選手3位以下になることはまずない。松山は東京オリンピック日本代表入りがほぼ当確だ。

今平を追いかける石川と星野

日本人選手で代表入りできるのは2人。松山はほぼ当確。残る代表入りの枠は1つとなる。日本人選手3位以下を大きく引き離している2位の今平が有利だが、今季、最終戦優勝という最高の終わり方ができた3位の石川にも可能性はある。4位の星野にも可能性はギリギリあるとみて良い。

代表決定までに現在の今平のランキングを追い抜く可能性が残されている選手は他にもいるが、現実的に可能なのは日本人選手4位の星野までだろう。

今平のポイントが今のままの場合、石川は序盤戦で3、4勝、星野は4、5勝で今平より上に行く可能性がある。今平が来季序盤不調となれば、挙げた数よりも少ない勝利数で日本人選手2位に浮上することもありえる。

3人は霞ヶ関カンツリークラブ開催の日本ジュニア優勝

東京オリンピックゴルフ競技が開催されるのは埼玉県の霞ヶ関カンツリークラブで、オリンピック開催のために改修された東コースだ。霞ヶ関カンツリークラブは、毎年日本ジュニア開催会場となっており日本人選手にとっては馴染みのあるゴルフ場だ。そして、2007年に石川、2008年に今平、2009年に松山が日本ジュニアで優勝している。そして日本代表2人は、松山と今平になる可能性が最も高く、その次が松山と石川だ。

同じ霞ヶ関カンツリークラブとはいえ、松山と石川が優勝したのは改修前の東コースであるし、今平が優勝した時は西コース。東京オリンピック開催のコースは3人の日本ジュニア優勝時とは異なるコースとなる。

しかし、日本代表入りがほぼ当確の松山も、日本人選手2位での出場資格獲得の可能性が高い今平も、来季序盤からのアクセル全開が必須の石川も、霞ヶ関カンツリークラブはイメージが良いゴルフ場だろう。出場すれば活躍が期待できる。

出場は最初で最後になると思われる自国開催のオリンピックゴルフ競技、日本のエース松山と日本ツアーで実績を積み重ねてきた日本人選手が躍動する姿が今から楽しみだ。

SPAIA

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