GTワールドチャレンジ・アジアが2022年に『ジャパンカップ』を開催。鈴鹿、富士等で全4戦を開催

2021年12月15日(水)17時31分 AUTOSPORT web

 12月15日、GTワールドチャレンジ・アジアを運営するSROモータースポーツ・グループは。2022年のファナテック・GTワールドチャレンジ・アジアの中で、日本チーム/ドライバー向けの新しい“選手権のなかの選手権”である『ジャパンカップ』を組み込むと発表した。


 GTワールドチャレンジ・アジアは、SROがヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア等と同様に開催するシリーズで、アジアではGT3、GT4によってシリーズが争われてきた。ただ、2020年〜2021年は新型コロナウイルス感染拡大の影響が強く、特に国をまたいでの必要となるアジアはシリーズが開催できていなかった。


 復活を目指す2022年に向けては、すでにアジアについては10月10日にカレンダーが発表されており、日本では第1ラウンドが鈴鹿サーキット、第2ラウンドが富士スピードウェイで7月に2週連続で開催されることになっていたが、新たにGTワールドチャレンジ・アジアの中に、日本チーム/ドライバー向けの『ジャパンカップ』が選手権の中のカップ戦として組み込まれることになった。


 GTワールドチャレンジ・アジアの6戦のカレンダーには変更はないが、序盤2戦の鈴鹿、富士のレースに加え日本で新たに2戦を開催。まだサーキット名は挙げられていないが、全4戦のポイントで『ジャパンカップ』を競うことになる。


 2022年から始動するジャパンカップには、プロ-アマ、アマのペアで、GT2、GT3、GT4の各車両が参加可能。さらにGTC(ランボルギーニ・ウラカン・スーパートロフェオ/フェラーリ488チャレンジ/ポルシェカレラカップカー)、GTX(BMW M2 CSレーシング)が参加できる。なお、ジャパンカップに参加する全ドライバーがJAFのライセンスホルダーでなければならない。


 7月の鈴鹿、富士の他の2戦がどこで、いつ開催されるのかが気になるところだが、SROは「スーパーGT、スーパー耐久など主要国内イベントとのバッティングを避けている」としている。


 SRO規定のレースについては、日本国内でも参加を希望するプライベートチームは多いが、ここ2年間はシリーズが開催されなかったどころか、新型コロナウイルス感染拡大の影響で渡航すらできなかった。しかし、日本国内でシリーズが完結すれば、渡航の必要もなくなる。特に、すでに車両があるスーパー耐久ST-X/ST-Zのエントラントにとっては魅力的な選択肢のひとつになり、相乗効果も期待できるかもしれない。


 今後、シリーズの参戦チームやドライバーは順次アナウンスされるとしている。すでに水面下では参戦希望の声も聞こえており、最終的にどんな数になるか気になるところだ。

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