F1 Topic:元フェラーリ広報のアルベルト・アントニーニ氏が死去。アリバベーネ元代表とともに跳ね馬を支える

2023年12月15日(金)22時6分 AUTOSPORT web

 かつてフェラーリF1の広報を務めたアルベルト・アントニーニ氏が、12月14日にイタリア・ボローニャの病院で亡くなったと、イタリアのスカイ・スポーツが報じた。享年62。


 アントニーニ氏はイタリアのモータースポーツ誌『アウトスプリント』の編集者としてキャリアを築いた後、フェラーリのチーム代表がマウリツィオ・アリバベーネとなった2015年に広報としてフェラーリへ。


 そのときの経緯を筆者に次のように語っていた。


「2014年の11月にブラジルGPの取材中、アリバベーネから電話が入って『チームの広報として、君に来てもらいたい』と誘われたんだ。イタリア人にとってフェラーリは特別。ふたつ返事でOKしたよ」

フェラーリ広報のアルベルト・アントニーニ(左)と、セバスチャン・ベッテルの個人広報を務めるブリッタ・ロースケ(右)


 アントニーニ氏が単なる広報ではなく、フェラーリで重要な役割を果たしていたことは、2018年のアゼルバイジャンGP期間中に筆者が寄稿した『【あなたは何しに?】予選ポールのベッテルに真っ先に駆け寄ったフェラーリの広報部長』にも記している。


 しかし、アリバベーネが2018年限りでフェラーリのチーム代表を離任したのに伴い、アントニーニ氏もマラネロを去った。2019年からは、フリーランスとしてイタリアのスカイ・スポーツやイタリアの新聞社などと仕事を行っていた。


 メルセデスの広報はアントニーニ氏の訃報に、次のように声明を出している。


「我々の心はアルベルトの友人や同僚とともにあります。アルベルトがアウトスプリントに在籍していた時代は、メディアとして我々のチームを取材し、2015年から2018年まではライバルチームの広報として、私たちは楽しい時間を過ごしました。彼はスクーデリアを代表する男にふさわしい真の情熱をもってこのスポーツを愛していました。ご冥福をお祈りするとともに、友人の死を悼むすべての人に深い哀悼の意を表します」

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