「アジアのセンセーション」“アンチ大谷”だったご意見番も脱帽 ド軍との異例契約に手のひら返し「本当に特別な男だ」

2023年12月15日(金)6時0分 ココカラネクスト

ドジャースと歴史的な契約を結んだ大谷。その内容に米識者も脱帽した。(C)Getty Images

 天文学的な契約には、批判的だった識者も息をのんだ。

 去る12月12日、今オフにエンゼルスからフリーエージェントとなっていた大谷翔平は、ドジャースに移籍した。この二刀流スターの常勝軍団加入という事実以上に世間を驚かせたのは、彼らが締結した契約規模だった。

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 全体の97%が後払いとなる異例の内容ではあるものの、10年契約での総額は7億ドル(約1015億円)。これは球界のみならず、プロスポーツにおいても史上最高額。数多の金字塔を打ち立ててきた偉才の価値を改めて物語るメガディールだと言える。

 この驚愕の契約に「彼は本当に特別なものを持っていると証明された」と絶賛したのは、米スポーツ専門局『ESPN』のジャーナリストであるスティーブン・A・スミス氏だ。

 スミス氏は、“アンチ大谷”とも言われる米球界のご意見番だ。今オフも交渉期間中に徹底したかん口令を敷き、情報流出を最小限にとどめた大谷側に対し、「今の振る舞いは素晴らしい選手に値するとは思えない」と発言。二刀流スターに対しては厳しい言動を繰り返してきた。

 歯に衣着せぬ過激な発言を続け、“炎上騒動”も起こしてきたスミス氏は、自身のポッドキャスト番組『The Stephen A. Smith Show』で「アジアのセンセーションである、ブラザーは今、ドジャースと10年7億ドルの契約を結んだ。これはアメリカの話だ。そう、アメリカだけの話なんだ。7億ドル。7億ドルだ」と興奮気味に熱弁を振るった。

 さらに「彼は来年投げられない。単にDHをするだけだ。では、なぜ彼がそのような高額に値するのか?」と続けたスミス氏は、どこかエモーショナルに語った。

「オオタニ、本当におめでとう。ドジャースにもおめでとう。このレベルの金額を手にする理由は限られている。ちなみに誰ももらったことがない金額だ。何よりも大きいのは、商業的に成功できると確信があった時だ。真のスーパースターとは“マーキー”(集客力のある大物)なんだ。そしてそれを受け入れ、球団のフランチャイズやリーグのマーケティングに影響をもたらすんだ。(NBAの)レブロン・ジェームズのような選手だ。そういう意味でもオオタニは本当に特別な男だ」

 自身に対して批判的だった識者をも脱帽させた大谷。その評価は天井知らずで高まり続けている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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