広島は4億円要求。ジュニオール・サントス巡るクラブ間交渉破談の可能性が

2022年12月15日(木)6時17分 FOOTBALL TRIBE

ジュニオール・サントス(写真右) 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・サンフレッチェ広島は、ブラジル1部ボタフォゴFRへレンタル移籍していたブラジル人FWジュニオール・サントス(27)の放出を目指しているとみられる。しかしボタフォゴFRとの交渉は直近2週間にわたり進展がないようだ。4日、ブラジルメディア『グローボ』が報じている。


 同選手は柏レイソルや横浜F・マリノスなどをへて昨年からサンフレッチェ広島でプレーしていたが、今年8月15日にボタフォゴFRへレンタル移籍。ボタフォゴFRでは当初FWフランシスコ・ソアレス(31)の控えという立場だったが、右サイドハーフでレギュラーに定着。リーグ戦ほぼ全試合で先発出場し、1ゴール1アシストをマークしてシーズンを終えていた。


 ボタフォゴFRの幹部はジュニオール・サントスのパフォーマンスを高く評価。レンタル移籍期間が今年12月までである中、レンタル期間の延長にむけてサンフレッチェ広島と交渉を行っている。


 一方でサンフレッチェ広島とジュニオール・サントスの契約期間は2023シーズン終了後までとのこと。買い取りオプションは400万ドル(約5億3000万円)に設定されており、サンフレッチェ広島としてはあくまでも完全移籍での放出にしか応じない姿勢を見せているという。


 またブラジル紙『O DIA』が今月1日に伝えたところによると、ボタフォゴFRが1年間のレンタル期間延長でサンフレッチェ広島にオファーを提示。しかしサンフレッチェ広島は完全移籍での放出のみに応じる姿勢を見せているほか、移籍金300万ドル(約4億円)を要求したという。


 『グローボ』はクラブ間交渉の行方について「ボタフォゴFRは再レンタルを求めているが、サンフレッチェ広島は完全移籍での放出を望んでいる。両クラブによる交渉はここ2週間行われておらず、合意の傾向にはない。現時点でのシナリオだと、ジュニオール・サントスは来季ボタフォゴFRでプレーしない」と報道。ボタフォゴFRが同選手の再獲得を諦める可能性を指摘している。


 なおサンフレッチェ広島の外国籍選手では、キプロス代表FWピエロス・ソティリウ(29)をはじめ全4選手が残留の見通しだと一部メディアが報じている。今後ジュニオール・サントスの完全獲得に乗り出すクラブが現れるか注目が集まる。

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