新潟OB鄭大世と一部同意見。秋春制移行に岡崎慎司「Jリーグの価値は…」

2023年12月15日(金)21時7分 FOOTBALL TRIBE

岡崎慎司 写真:Getty Images

 秋春制移行に関する議論で注目を集めているJリーグ。14日の実行委員会でアルビレックス新潟が反対の姿勢を示す中、シント=トロイデンVV(STVV)所属の元日本代表FW岡崎慎司もこの議題に関心を寄せている。


 秋春制移行の可能性を巡っては、降雪地域にホームスタジアムを構えるクラブから反対意見が噴出。Jリーグは降雪地域のクラブに対して、施設整備の支援などを目的に100億円規模の財源を用意する方針を打ち出しているが、かつて2020シーズンに新潟でプレーしていた鄭大世氏は、DAZN制作番組『J ZONE2023』出演時に以下のようなコメントを残している。


 「秋春制にした方が良いとは思っているけど、条件を見たら無理だなと。降雪地の条件が悪すぎるし、打つすべがない。もし(降雪地域にホームスタジアムを構えるクラブが)冬に試合をやらないようにしたり、時期をずれせば、今度はそのクラブに誰も行きたがらないという現象が起こる。(降雪地域の)クラブにとってはかなり不利で、ちょっと無理かなと。賛成派だけど、メリット、デメリット以前に無理」


 Jリーグクラブ間での戦力格差拡大の可能性を指摘した鄭大世氏だが、岡崎も同様の観点からJリーグの秋春制移行に肯定的ではない模様。15日にX(旧ツイッター)で、以下のように持論を述べている。


 「個人的なシーズン移行に対しての懸念はリーグ内の格差です。ヨーロッパのように強さを求める事から生じる格差をどうやって作らないようにするか、日本はまだそこまで格差がなくて、他の国とは違う価値がJリーグにはあるように思う。ヨーロッパと戦うというより、違いを作り、共存していくイメージ」


 「戦力拮抗」の重要性を唱えた岡崎。これまでレスター・シティをはじめ欧州複数クラブでプレーしてきただけに、欧州にはないJリーグの魅力を感じているようだ。

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