山口、今季引退の渡部博文氏が社長に就任! 「地域に愛される強いクラブを目指し…」

2022年12月15日(木)17時28分 サッカーキング

現役引退の渡部博文氏が社長に就任 [写真]=J.LEAGUE via Getty Images

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 レノファ山口FCは15日、2022シーズン限りで現役を引退した渡部博文氏が代表取締役社長に就任し、小山文彦氏が代表取締役会長に就任することを発表した。

 新経営体制は、同日に行われた株式会社レノファ山口の臨時株主総会および取締役会において決まった。山口は新体制の狙いについて、「レノファ山口FCの経営に、プロサッカー選手経験者の視点や人脈を取り入れること、多岐にわたる代表業務を適切に分担することで、あらゆる施策の実施効果を最大化することなどです」と説明。なお、Jリーグに登録する実行委員については、小山文彦が継続して担当する。

 現在35歳の渡部氏は、山形中央高校、専修大学を経て、2010年に柏レイソルに加入。2011シーズンは栃木SCに期限付き移籍した。2012年に柏へ復帰すると、同シーズンに天皇杯、2013シーズンにリーグカップ優勝を経験した。2015年1月に加入したベガルタ仙台では守備の主軸となり、2017年夏に完全移籍したヴィッセル神戸でもレギュラーとして活躍。2019シーズンに自身2度目の天皇杯を掲げた。 2021年から山口でプレーし、2022シーズンはキャプテンを務めていた。

 渡部氏は社長就任に際し、クラブ公式サイトを通じて次のようにコメントした。

「この度、代表取締役社長に就任しました渡部博文です。今までクラブの歴史を築いてこられた方々をはじめ、チームを支える多くの皆様に心から感謝申し上げます。異例の就任となりますが、レノファ山口の歴史を引き続き共に作っていけることを嬉しく思います」


「私は13年間Jリーグでプレーをしてきました。サッカーを通して夢を持つことの大切さを学び、情熱に満ちた仲間と同じ目標に向かうすばらしさを経験しました。今回のW杯が示すように、サッカーには感動を与えるチカラがあります。思わず夢中で応援してしまう、サポーターの皆様の感情が揺さぶられるような熱い体験を共有できるチームを目指します」


「レノファ山口に関わるすべての皆様と同じビジョンに向かって歩み、地域に愛される強いクラブを目指し、情熱を持って取り組んでまいります。よろしくお願いいたします」

 また、小山新会長は次のようにコメントした。

「本日、渡部博文さんをレノファ山口の経営陣に迎えられたことをたいへん喜ばしく思います。今年1月に私が就任した際、2年かけてクラブ存続のための経済的な立て直しを図るつもりでおりましたが、株主のみなさんのご協力により債務超過を解消することができ、さらにはスタッフ、ファン、サポーター、スポンサーのみなさんの力によって単年度黒字が期待できるところまで辿り着きました。まだ未解決の課題も数多く残ってはおりますが、プロサッカークラブとしてさらに魅力的に成長していくために、攻めの一手として本日の決断をいたしました。引き続き暖かく応援していただけますと幸いに存じます」

サッカーキング

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