”モンスター”と”ナイトメア”の決戦に欧州も注目!井上vsタパレス戦にドイツメディアが熱視線「歴史を塗りかえる」

2023年12月16日(土)16時30分 ココカラネクスト

井上優勢の声が根強くささやかれるなか、モンスターはどんなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか(C)CoCoKARAnext,Getty Images

 2人の王者が拳を交えるタイトルマッチに欧州からも熱視線が送られている。

 12月26日に東京・有明アリーナで、ボクシング世界スーパー・バンタム級WBC&WBO王者・井上尚弥(大橋)とWBA&IBF同級王者マーロン・タパレス(フィリピン)が4本のベルトを懸けて激突する。

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 試合まで残り10日余りとなり、両者への関心は高まる一方だ。ホームリングに立つ井上は順調に計量が進められており、敵地に乗り込むタパレスも、自国で試合へ向けたトレーニングキャンプで調整を行なっていることなど、それぞれの近況が各国メディアにより報じられている。

「モンスター」井上の優位が予想されるも、「悪夢」との異名を持つタパレスによる、番狂わせの可能性も囁かれてきている今回の4団体王座統一戦。決戦を間近に控え、両選手それぞれの母国である日本やフィリピンのみならず、ヨーロッパメディアも決戦のゴングを心待ちにしているようだ。

 ドイツボクシングメディア『Boxen1』が現地時間12月14日、井上対タパレス戦の特集記事を配信。その中で今回の一戦を「スーパー・バンタム級の歴史を左右する」戦いであると報じている。

 トピックの中では、両選手のキャリアを紹介しており、タパレスについては「“ナイトメア”タパレスは2017年に王座を失い、2023年4月8日にIBF・WBAの王者になったばかり」と振り返っている。一方で井上には「“モンスター ”イノウエはバンタム級で自らのサクセスストーリーを謳歌した」と綴り、2014年からの、各階級で世界王者となった経歴を記載。

 その上で、「両者とも(現在保持する)2つのタイトルを獲得したのは前回の試合のみ」などと、2団体王者となった足跡にも触れながら、「次の試合が議論の余地のない王座に直結する」と指摘。

 さらに同メディアは「試合の結末がどうであれ、スーパー・バンタム級は歴史を塗りかえる。この階級ではこれまで統一王者が存在しなかった」として、12月26日の一戦の勝者により、歴史上、初の同階級での主要4タイトル制覇が成し遂げられると見通している。

 また、「ボクシングでは何が起こるかわからないとはいえ、この試合ではイノウエが圧倒的に勝利の確率が高いと予想されている」と勝敗の見込んでおり、日本人王者が優勢であると展望している。

 新たな歴史が生まれることとなる、井上とタパレスの4団体統一戦。世界中からの視線が注がれるリングでの、2人の王者によるビッグファイトが待ちきれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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