ドジャース監督が明かした大谷翔平の“三刀流プラン”に米メディアは賛否「不必要なリスクとしか言いようがない」という指摘も

2023年12月17日(日)16時27分 ココカラネクスト

外野での起用はあくまで順調にリハビリが進んだ場合の話だが、負担が増すのは間違いないだろう(C)Getty Images

 二刀流スターに驚きの“三刀流プラン”が浮上している。

 現地時間12月14日(日本時間15日)、ドジャースへの移籍が決まった大谷翔平の入団会見が実施された。背番号はエンゼルスでも背負った「17」。ドジャーブルーの真新しいユニフォーム姿をファンに披露するとともに、会見では移籍の胸中を打ち明けた。

【画像】ドジャースのユニホーム姿をお披露目!大谷翔平が”決意表明”した入団会見の様子

 10年総額7億ドル(約1015億円)もの巨額契約で二刀流スターを獲得したドジャース。大谷は右肘手術を受けた影響で来季は打者に専念する予定だが、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は“仰天起用プラン”の可能性を示唆している。

 MLB公式サイトは記事を配信し、「ロバーツ監督、オオタニの右肘が回復すれば左翼起用にも前向き」と報じた。

 同サイトはロバーツ監督がテレビ番組に出演した際に「ショウヘイとは、9月になってボールを投げられるようになったら、レフトを守ってもいいのではないかという話を少しした。彼は『リハビリがうまくいって、右肘の調子が問題なければ守ってもいい』と言ってくれた」と語ったコメントを引用。同監督は2024年シーズンで打者に専念する大谷を左翼で起用する可能性を示唆したのだ。

 ロバーツ監督の発言には現地の複数メディアが様々な反応を見せている。ドジャース専門メディア『Dodger Blue』は記事を配信し、「オオタニはMLBでのキャリアで外野手として通算8.1イニングをプレーしており、そのすべてが2021年のものである。NPBの日本ハムファイターズでも外野手としてプレーし、レフトとライトの両方で計62試合に出場した」と紹介。来季の左翼起用については「もしオオタニがリハビリに影響を与えることなく外野から投げることができるのであれば、他の選手にDHで休養を取らせる機会を与えるのは、確かに理にかなっている」と、ロバーツ監督の考えを支持した。

 一方で、現地メディア『Larry Brown Sports』は、大谷の左翼起用を「奇妙なポジションプランだ」と表現。また、「ドジャースがオオタニをレフトで起用する可能性を検討していること自体が不思議だ。オオタニは来年30歳になり、2018年のトミー・ジョン手術を含め、すでに肘の大手術を2度経験している。ランナーの進塁を防ぐために内野に投げ返さなければならないようなポジションにオオタニを置くことは、彼の非常に貴重な右腕にとって不必要なリスクとしか言いようがない」と指摘した。

 大谷の“三刀流プラン”が浮上したが、現地では賛否両論のようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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