人気人材続々!契約満了となった外国籍選手9選【Jリーグ】

2023年12月17日(日)18時0分 FOOTBALL TRIBE

写真:Getty Images

12日3日に開催された第34節をもって全日程を終了した2023明治安田生命Jリーグ。各クラブから続々と契約満了選手が発表されている。なかでも注目は、Jリーグで十分な実績を挙げている多くの外国籍選手たちだ。


今回は、J1やJ2で契約満了となった選手のなかから、今後も各クラブから人気を集めそうな外国籍選手9名を紹介しよう。




ジョアン・シミッチ 写真:Getty Images

MFジョアン・シミッチ(川崎フロンターレ)


1人目は、川崎フロンターレとの契約が満了となったMFジョアン・シミッチ。ボール奪取能力だけでなく足元の技術があり、ロングボールを跳ね返しピンチを未然に防いでくれることも魅力の選手だ。名古屋グランパス時代も含め計5シーズンにわたりJリーグでプレーしており、もはや日本のチームに馴染めるかなどの不安要素はない。シミッチ自身、引き続き日本でのプレーを希望しているためモチベーションも高い。多くのクラブでレギュラーを務められる実力者は、J1クラブから人気を集めそうだ。




レアンドロ・ダミアン 写真:Getty Images

FWレアンドロ・ダミアン(川崎フロンターレ)


2人目は、シミッチと同じく川崎フロンターレで契約満了となったFWレアンドロ・ダミアン。元ブラジル代表の実績を引っ提げて来日したストライカーは、2021シーズンに23得点を挙げJ1リーグ得点王と最優秀選手賞を獲得した。得点力に加え、献身的な守備でも大いに貢献できる選手だ。2022年の秋に右足を負傷した影響で今季は12試合3得点に留まったが、終盤はスタメン出場の回数が増加しておりコンディションに不安はない。「日本で続けていきたい」と語る元セレソンの今後に注目したい。




ヤクブ・スウォビィク 写真:Getty Images

GKヤクブ・ウォビィク(FC東京)


3人目は、FC東京の守護神GKヤクブ・スウォビィク。母国ポーランドでキャリアを積んだスウォビィクがベガルタ仙台に加入したのは2019年7月。当時、仙台を離れたGKシュミット・ダニエル(シント=トロイデンVV・現日本代表)の後任という難しい役割だったが、すぐにスタメンに定着し好セーブを連発した。約2年半の活躍が評価され、2022シーズンからはFC東京へ。今季後半は成長著しいGK野澤大志ブランドンにポジションを明け渡す時期もあったが、2シーズンで57試合に出場したことからも実力は確かだ。ペナルティエリア外からのセーブ率92.3%を誇る元ポーランド代表GKが次に守るゴールはどこになるのか注目だ。




アダイウトン 写真:Getty Images

MFアダイウトン(FC東京)


4人目は、Jリーグでジュビロ磐田とFC東京に所属し計9シーズンを過ごしたMFアダイウトン。圧倒的なスピードから積極的にゴールに迫るスタイルで、J1通算233試合54得点を記録。得点数にムラはあるものの猛威を振るってきた。今季も29試合3得点6アシストと一定の数字を残すとともに、スピードでもリーグトップの35.5km/hを記録しており、33歳となった今も衰えはみられない。カウンターを狙うチームにはうってつけの人材で、ニーズはまだまだあるだろう。


パトリック 写真:Getty Images

FWパトリック(京都サンガ)


5人目は、11シーズンで計5つのJクラブを渡り歩いてきたFWパトリック。今季所属した京都サンガでは第24節の北海道コンサドーレ札幌戦(3-0)以降は得点できなかったものの、シーズン中盤までは得点を量産。チーム最多の10得点を挙げ、うち4つは決勝点だった。現在、J1で累計96得点を記録しており、通算100得点まであと4に迫っている。日本への帰化を望み日本語を勉強しているため、コミュニケーション面での不安は全くない。一部報道で、名古屋グランパスが獲得に動いているとも言われているストライカーは、来季どこのユニフォームに袖を通すのだろうか。




マテイ・ヨニッチ 写真:Getty Images

DFマテイ・ヨニッチ(セレッソ大阪)


6人目は、187cmの高さでセレッソ大阪のゴール前を守り続けてきたDFマテイ・ヨニッチ。2017年に来日すると4シーズンにわたってC大阪の主力に君臨した。2021年には中国の上海申花足球倶楽部に移籍したが、2022シーズンから再びC大阪へ戻り、今季までの2シーズンで48試合に出場。J1通算183試合出場の経験値と実績が魅力的な選手で、退団が発表されるとサポーターからは惜しむ声が上がった。ゴール前の強度を上げたいチームからの需要は大きいだろう。




アレックス・シャルク 写真:Getty Images

FWアレックス・シャルク(浦和レッズ)


7人目は、FWや左ウイング、左サイドハーフでの活躍が期待できるオランダ出身のFWアレックス・シャルク。J1では怪我の影響が大きく、2シーズンで19試合3得点1アシストと期待された結果は残せなかった。しかし、コンディションが整って出場した12月15日のFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)準々決勝では、メキシコのレオン相手に先制点かつ決勝ゴールを奪取(1-0)。退団が決まったあとでもモチベーションを維持するプロ意識を示し、最後まで浦和の勝利に尽力している。




アルトゥール・カイキ 写真:Getty Images

MFアルトゥール・カイキ(鹿島アントラーズ)


8人目は、鹿島アントラーズのサイドプレーヤーMFアルトゥール・カイキ。ブラジルでキャリアを重ねて2021シーズンに来日すると、2022シーズンには主に左サイドハーフとして9得点3アシストを記録。今季は6月に負った左大腿直筋損傷の影響など13試合出場で2得点に留まったが、ゴール前での冷静さと、マークを外してヘディングで合わせる高い技術が魅力の選手だ。得点を量産できる力を持つだけに、サイドハーフが積極的に中央へ侵入するチームであれば獲得を狙っている可能性もあるだろう。




カイオ・セザール 写真:Getty Images

MFカイオ・セザール(V・ファーレン長崎)


9人目は、V・ファーレン長崎で契約満了となったMFカイオ・セザール。間違いなくJ2の人気人材だ。2018年に加入した川崎フロンターレでこそ出番を得られなかったものの、2019年6月に期限付きで移籍した長崎で実力を発揮。193cmの長身で高い身体能力を持ちながらテクニックにも秀で、ミドルシュートも完備する。長崎では約4年半を通してボランチの主力であり、現在28歳とまだまだこれからの選手でもある。「またいつか帰ってきたい」と長崎愛を示す背番号10は、来季昇格を目指すクラブにとってうってつけの選手だろう。

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