エジルのウイグル弾圧批判、中国が反論「フェイクニュースに欺かれている」
2019年12月17日(火)6時48分 サッカーキング
アーセナルに所属する元ドイツ代表MFメスト・エジルのウイグル弾圧批判について、中国政府は「フェイクニュースに欺かれている」と反論した。イギリスメディア『スカイスポーツ』が16日に報じた。
エジルは13日、自身のインスタグラムで、弾圧を受けているウイグル民族について言及。トルコ語で「コーランが焼かれ、モスクが閉鎖され、イスラム神学校が閉校され、聖職者たちは次々に命を失っている。兄弟(イスラム教徒)が強制収容所に送られている」と投稿し、新疆ウイグル自治区の現状について言及した。
これに対して、中国のファンは怒りをあらわにし、中国版ツイッター『Weibo』にはアーセナルのユニフォームを燃やす動画や同選手の解雇を求める声などが上がっていたという。
中国政府の外交部のスポークスマンを務めるコウ・ソウ(耿爽)氏は「メスト・エジル氏がウイグル自治区を訪問したことがあるかわかりませんが、フェイクニュースに惑わされており、根拠のない虚偽の意見によって誤解している」と批判が的はずれだと指摘。
さらに「エジル氏のウイグル自治区への訪問を歓迎します。良心があるのならば、彼は善悪の区別をつけられ、客観性と公平な原則を守ることができる。そうであれば違った新疆ウイグル自治区の見方をするだろう」とコメントした。
同メディアによると、これまで中国政府は、新疆ウイグル自治区でのイスラム教徒への不当な扱いを繰り返し否定してきたが、国連や人権団体によると、同自治区で100万人以上の人(その大半がウイグル人)が厳しい状況下で拘束されているという。
なお、このエジルの発言を受けて、中国国営放送『CCTV』は15日に行われたアーセナルとマンチェスター・Cの試合放送を中止。さらにアーセナルは「この発言は、あくまでメスト・エジルの個人的見解にすぎません」と距離を置くスタンスを示している。
エジルは13日、自身のインスタグラムで、弾圧を受けているウイグル民族について言及。トルコ語で「コーランが焼かれ、モスクが閉鎖され、イスラム神学校が閉校され、聖職者たちは次々に命を失っている。兄弟(イスラム教徒)が強制収容所に送られている」と投稿し、新疆ウイグル自治区の現状について言及した。
これに対して、中国のファンは怒りをあらわにし、中国版ツイッター『Weibo』にはアーセナルのユニフォームを燃やす動画や同選手の解雇を求める声などが上がっていたという。
中国政府の外交部のスポークスマンを務めるコウ・ソウ(耿爽)氏は「メスト・エジル氏がウイグル自治区を訪問したことがあるかわかりませんが、フェイクニュースに惑わされており、根拠のない虚偽の意見によって誤解している」と批判が的はずれだと指摘。
さらに「エジル氏のウイグル自治区への訪問を歓迎します。良心があるのならば、彼は善悪の区別をつけられ、客観性と公平な原則を守ることができる。そうであれば違った新疆ウイグル自治区の見方をするだろう」とコメントした。
同メディアによると、これまで中国政府は、新疆ウイグル自治区でのイスラム教徒への不当な扱いを繰り返し否定してきたが、国連や人権団体によると、同自治区で100万人以上の人(その大半がウイグル人)が厳しい状況下で拘束されているという。
なお、このエジルの発言を受けて、中国国営放送『CCTV』は15日に行われたアーセナルとマンチェスター・Cの試合放送を中止。さらにアーセナルは「この発言は、あくまでメスト・エジルの個人的見解にすぎません」と距離を置くスタンスを示している。