バルサ、今季ラ・リーガで初の2戦未勝利…J・フェリックスが先制弾も、敵地でバレンシアとドロー

2023年12月17日(日)8時43分 サッカーキング

先制点を決めたジョアン・フェリックス [写真]=Getty Images

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 ラ・リーガ第17節が16日に行われ、バルセロナとバレンシアが対戦した。

 バルセロナは前節、今季のラ・リーガで首位を走っているジローナを相手に2−4で敗れ、ラ・リーガでは5試合ぶりの黒星を喫した。連覇のために連敗は許されない今節は、ここまで5勝4分7敗のバレンシアと敵地で対戦。バルセロナはイルカイ・ギュンドアン、ジョアン・フェリックス、ロベルト・レヴァンドフスキといった面々がスターティングメンバーに並んだ。一方、バレンシアはGKギオルギ・ママルダシュヴィリやウーゴ・ドゥロらが先発に名を連ねた。

 試合前にはバレンシアの“レジェンド”で、今夏に惜しまれながら現役を引退したダビド・シルバの功績を称えるセレモニーが実施された一戦は、本拠地『メスタージャ』の声援を背にキックオフ直後からバレンシアがゴールに迫る。2分、ペナルティエリア左のスペースへドリブルで持ち運んだディエゴ・ロペスがマイナスへ折り返すと、待っていたロマン・ヤレムチュクが反転から右足を振り抜く。ここはGKイニャキ・ペーニャに阻まれた。

 対するバルセロナは18分、22分と立て続けにレヴァンドフスキがゴールに襲いかかると、28分にも“エース”にチャンス。ペナルティエリア手前中央で前を向いたギュンドアンが浮き球のパスを供給すると、ボックス左からレヴァンドフスキがバイシクルの一撃を放ったが、ここはGKママルダシュヴィリが立ちはだかった。前半はスコアレスで終了している。

 後半に入ると遂に均衡が破れる。55分、敵陣右サイド開いた位置でパスを受けたハフィーニャが、横へ預けてボックス内へ走り込む。フレンキー・デ・ヨングからの浮き球パスを引き出し、ダイレクトで中央へ流し入れると、フリーで走り込んでいたJ・フェリックスがダイレクトで流し込んだ。J・フェリックスのラ・リーガ2試合ぶりとなるゴールで、バルセロナが先手を取っている。

 対するバレンシアは70分、ゴール前の混戦からD・ロペスがセカンドボールを回収すると、引き取ったウーゴ・ギジャモンがペナルティエリア手前から右足一閃。狙い澄ました一撃を突き刺し、バレンシアが試合を振り出しに戻した。

 2試合連続勝ち星を逃すわけにはいかないバルセロナは73分、敵陣中央で前を向いたフレンキー・デ・ヨングからの浮き球パスにフェラン・トーレスが反応。背後のスペースへ飛び出し、右足ダイレクトで合わせるも、シュートはジャストミートせず、GKママルダシュヴィリの正面へ。82分には中央のスペースでスルーパスを引き出したハフィーニャがGKと1対1のチャンスを迎えるが、抜群のポジショニングと間合いで寄せたGKママルダシュヴィリがビッグセーブ。こぼれ球に詰めたものの、今度は守備陣のブロックに遭い、こじ開けることができない。

 試合はこのままタイムアップ。バルセロナは勝ち点「3」を持ち帰ることができず、今季初の2戦未勝利に。チャンピオンズリーグ(CL)も含めると公式戦3試合連続で白星から見放された。この後に今節の試合を控えている首位のジローナ、2位のレアル・マドリードの結果次第では、さらに上位2チームとの勝ち点差が広がることとなる。一方、バレンシアはこのドローによってラ・リーガでの連敗が「2」でストップ。上位を争う強豪から勝ち点「1」をもぎ取ることに成功した。

 次節、バルセロナは20日にアルメリアをホームに迎える。一方、バレンシアは19日に敵地でラージョ・バジェカーノと対戦する。

【スコア】
バレンシア 1−1 バルセロナ

【得点者】
0−1 55分 ジョアン・フェリックス(バルセロナ)
1−1 70分 ウーゴ・ギジャモン(バレンシア)


【ハイライト動画】バレンシアvsバルセロナ

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