ウェーレインの才能を確信していたウォルフ、2018年のザウバーシートを失ったことに嘆き

2017年12月18日(月)17時0分 AUTOSPORT web

 メルセデスF1チーム代表のトト・ウォルフは、2018年にパスカル・ウェーレインがF1に出場できない可能性が高いことを嘆いている。 


 2016年にマノーでF1キャリアをスタートしたウェーレインは今年、非力なザウバーのマシンで合計5ポイントを獲得したものの2018年のシートを失った。2018年のザウバーはマーカス・エリクソンを残留させ、フェラーリの育成ドライバーであるシャルル・ルクレールの起用を決めたのだ。


 ウェーレインに唯一残されたわずかなチャンスはウイリアムズとみられていたが、ウイリアムズは現在、2018年の候補者リストのトップにセルゲイ・シロトキン、ロバート・クビカの名をあげており、最近では今シーズン終盤にトロロッソのシートを失ったダニール・クビアトもリストに名を連ねている。


「パスカルは優秀なドライバーだ。F1にいる価値がある」とトト・ウォルフはイタリアのCorriere dello Sport紙に語った。


「彼には勝てるポテンシャルがあり、コース上でのパフォーマンスは非常に優れているが、残念なことに空いたシートがないため、彼は難しい立場にある」


 2018年シーズンのレースがまだ先に控えているにも関わらず、評論家たちはメルセデスでバルテリ・ボッタスの後任となり得るドライバーの推測に忙しい。


 仮に2018年ボッタスが放出されたとしても、2019年にウェーレインがメルセデスから参戦するチャンスは、1年間欠場した後では非常に低くなるだろう。


「我々の目標は新しいルイス・ハミルトンを見つけることだ。しかし、彼は非常に高いレベルにいるため、それは簡単なことではない」


「我々の戦略はすでに経験のある速いドライバーを雇うことだ。メルセデスは学ぶ場所ではない。ここに到達するのは既に完成したドライバーでなければならないのだ」


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