B1リーグ・三河、琉球と熱い戦いを繰り広げる

2022年12月19日(月)16時40分 ココカラネクスト

 12月17日(土)、18日(日)、シーホース三河は西地区首位を走る琉球ゴールデンキングスを本拠地のウイングアリーナ刈谷に迎え、2連戦を戦った。

 17日に行われたGame1、西地区首位と勢いに乗る琉球相手に第1Qはタイトなディフェンスにも阻まれ、失点。ガードナーが動いて打開を図るも、シュートを決めきれず、4−15とリードを許す。その後も細谷のカットインで追い上げるが、逆に琉球ダンカンに3Pシュートを決められ、11−20で終了。

 劣勢の中、第2Qは西田が奮起。立て続けに3Pシュートを決めるなど、一時は点差を詰める場面もあったが、最後は突き放され、25−36で終了。

 何とか追いつきたい第3Q、角野が躍動。ガードナーのパワーアタック、角野のバスケットカウントで食らいつき、43−50に追い上げる場面も。しかしタイムアウトで修正した琉球に反撃され、43−58で終了。

 最終第4Qは本拠地ファンの大声援もバックに細谷、中村が連続3Pシュートを決め、開始早々に53−58まで詰め寄る。その後も粘り強くディフェンスを展開していたが終盤のオフィシャルタイムアウトに突入すると、琉球の岸本、今村に連続3Pシュートを許し、突き放され、65−76で敗れた。 

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 迎えた18日に行われたGame2、序盤から押していく。第1Qは終盤までし烈なシーソーゲームを繰り広げながら、シェーファーが3Pシュートを決めるなど20—21の僅差で終える。続く第2Qはローレンス、細谷の3Pシュートなども光り、46−40といよいよ逆転する。

 第3Q、琉球今村の3Pシュートで先制されるが、ローレンスのカットイン、西田とガードナーの2メンゲームで返上すると、その後も角野の3Pシュート、ガードナーのパワーアタックなどもあり、72−60と大量リードで最終Qへ突入した。

 迎えた第4Qでも三河の勢いは止まらず、長野の思い切りのよいドライブでチームにリズムを与えると開始3分半にはガードナーが3Pシュートを決めるなど、リードを19点に拡大する。その後、琉球も追い上げるが、ガードナーが連続得点で突き放す。最終的に96−81の快勝となった。

—試合結果—
2022年12月17日(土)
三河 ● 65 – 76 〇 琉球
(三河通算成績 8勝12敗)

1Q 三河 11–20 琉球

琉球のディフェンスに苦しみ、重苦しい立ち上がりに

スターティング5は、#7長野、#18角野、#19西田、#32シェーファー、#54ガードナー。

琉球のタイトなディフェンスに得点を奪うことができず、0-7と重い入りとなる。#54ガードナーがディフェンスリバウンドで奮起し、そこから走る展開に持ち込んで打開を図ろうとするもシュートを決め切ることができず、琉球#14岸本に連続で3Pシュートを沈められて4-15とリードを許す。

ディフェンスの強度を上げて琉球の得点を止め、#54ガードナーの連続得点、#4細谷のカットインで追い上げるが、終了間際に琉球#1ダンカンに3Pシュートを決められ、11-20で1Qを終える。

2Q 三河 25–36 琉球 (三河 14–16 琉球)

劣勢を強いられる中、エース・西田が立て直す

スタートは、#1中村、#4細谷、#9ローレンス Ⅱ、#13ジャワト、#54ガードナー。

#9ローレンス Ⅱのミドルシュートで先制。ディフェンスリバウンドから#4細谷がファストブレイクで得点するが、琉球#4フリッピンを中心にしたオフェンスで得点を重ねられ、開始4分半に琉球#15松脇の3Pシュートで15-29とリードを広げられる。

劣勢を強いられる中、#54ガードナーがパワーアタックでフリースローをもぎ取り、#19西田がスティールからのワンマン速攻でバスケットカウントを獲得して悪い流れを断ち切る。琉球は#30今村の3Pシュートで対抗するが、#19西田が立て続けに3Pシュートを決めて点差を一桁に戻す。その後琉球#34小野寺にフリースローを与え11点差で後半へ。

3Q 三河 43–58 琉球 (三河 18–22 琉球)

ガードナー、角野が反撃するも、終盤突き放される

スタートは、#7長野、#18角野、#19西田、#32シェーファー、#54ガードナー。

#18角野のレイアップ、#7長野の3Pシュートで追いかけるが、その度に琉球に返上されて点差を縮めることができない我慢の時間が続く。

それでも粘り強いディフェンスを継続して、#54ガードナーのパワーアタック、#18角野のバスケットカウントで食らいつき、残り2分に#54ガードナーが速いトランジションから得点し43-50に追い上げる。

しかしタイムアウトで修正した琉球に#7ダーラムのアタック、#88牧の3Pシュートで突き放され、15点のビハインドで最終Qを迎えた。

4Q 三河 65–76 琉球 (三河 22–28 琉球)

10-0のランで3点差まで追い上げるが、悔しい敗戦

スタートは、#1中村、#4細谷、#9ローレンス Ⅱ、#19西田、#22シモンズ。

#19西田、#1中村がドライブで切り崩し、#4細谷、#1中村が連続3Pシュートと10-0のランで、開始2分半に53-58に迫る。

アリーナの大青援を背に辛抱強くチームディフェンスを遂行し、#9ローレンス Ⅱのスティールから#19西田がファストブレイクで得点。#22シモンズがブロックショットで失点を防ぎ、#4細谷のドライブで3点差に詰め寄ってオフィシャルタイムアウトに突入する。

しかしそこから琉球#14岸本、#30今村に連続で3Pシュートを決められるなど、残り2分半に13点のビハインドを背負う。#54ガードナーのスティールから#4細谷が得点するなど最後まで反撃するも、65-76で敗れた。

シーホース三河 ヘッドコーチ 鈴木貴美一  試合後コメント

シュートが入らなかったのもありますが、今日は出だしが良くなかったです。そのままずるずると、追い上げても離されてという展開でした。

前半、彼らの得意なプットバックは抑えることができましたが、後半大事なところで取られてしまい、6点くらい多いという感じだったので、そこが残念だったと思います。

また切り替えて、明日頑張りたいと思います。

—試合結果—
2022年12月18日(日)
三河 〇 96 – 81 ● 琉球
(三河通算成績 9勝12敗)

1Q 三河 20–21 琉球

立ち上がりからエナジー全開で互角の戦いを繰り広げる

スターティング5は、#7長野、#18角野、#19西田、#32シェーファー、#54ガードナー。

立ち上がりからエナジーあふれるディフェンスを遂行し、#7長野がスティールからプッシュして先制する幸先の良いスタートを切る。琉球は#34小野寺の3Pシュート、#45クーリーのゴール下で渡り合うが、#54ガードナーがパワーで押し込み、#19西田が鋭いドライブで切り込んで主導権を渡さない。#7長野のパスに合わせてカットインした#32シェーファーが豪快なダンクを叩き込んで、琉球に早々にタイムアウトを取らせる。選手の熱いプレーにアリーナからは力強いクラップが自然に沸き起こる。

終盤まで熾烈なシーソーゲームを繰り広げ、#9ローレンス Ⅱのキックアウトから#32シェーファーが3Pシュートを沈め、#9ローレンス Ⅱのバスケットカウントで前に出るも、琉球も#15松脇の3Pシュート、#1ダンカンのダンクで返上し、1点ビハインドで最初の10分を終えた。

2Q 三河 46–40 琉球 (三河 26–19 琉球)

ローレンス Ⅱ、細谷が要所で得点しリードを広げる

スタートは、#1中村、#4細谷、#9ローレンス Ⅱ、#32シェーファー、#54ガードナー。

#54ガードナーのポストアップ、#1中村のドライブで先行するが、琉球も#1ダンカンの3Pシュートなどで引き下がらず、2Qも一進一退の攻防が続く。

#9ローレンス Ⅱがミスマッチを活かして、琉球がダブルチームにきたところでコーナーに展開。#4細谷が3Pシュートで仕留めると、次のポゼッションでも#9ローレンス Ⅱがスティールから速攻に持ち込み、31-26とリードする。

琉球#7ダーラムに中外から決められるが、#9ローレンス Ⅱのアタック、さらに#9ローレンス Ⅱのオフェンスリバウンドから#4細谷が3Pシュートを射抜いて、リードを7点に広げる。

琉球の反撃を受けるも#32シェーファーのカットイン、#54ガードナーのリバウンドでリードを保ち、終了間際に#9ローレンス Ⅱがファストブレイクで連取して、6点リードで試合を折り返す。

3Q 三河 72–60 琉球 (三河 26–20 琉球)

チームオフェンスで一気に12点のリードを奪う

スタートは、#7長野、#9ローレンス Ⅱ、#18角野、#19西田、#54ガードナー。

琉球#30今村の3Pシュートで先制されるが、#9ローレンス Ⅱのカットイン、#19西田と#54ガードナーの2メンゲームで返上。ディフェンスリバウンドからの速いトランジションで#19西田がレイアップを沈めると、#19西田のアタックから#18角野が3Pシュートを射抜いて、開始2分半で12点のリードを奪う。

琉球に一桁点差に盛り返されるが、#19西田とのコンビプレーで#54ガードナーが連続得点して崩れず。3人に囲まれながら#22シモンズがゴール下で粘ってバスケットカウントを奪い、#18角野が3Pシュート、#54ガードナーがパワーアタックで12点リードして最終Qへ突入した。

4Q 三河 96–81 琉球 (三河 24–21 琉球)

ガードナー 計33得点で最後まで流れを渡さず、15点差で快勝

スタートは、#1中村、#7長野、#18角野、#22シモンズ、#54ガードナー。

4Qも三河の流れは変わらず、#7長野が思い切りの良いドライブでチームに勢いを与え、#54ガードナーがスティールからのワンマン速攻でバスケットカウントを奪う。開始3分半には#54ガードナーがディープ3Pシュートを沈めて、リードを19点に拡大する。

琉球#7ダーラムの連続得点で追い上げられるが、シュートタッチ好調の#54ガードナーが連続得点で渡り合う。残り2分に琉球#7ダーラムのゴール下で8点差まで詰められるが、琉球のオールコートプレスにも慌てることなく、#7長野が試合をコントロール。自らリングにアタックして二桁点差に戻すと、スティールから#54ガードナーがバスケットカウントを決め、絶妙なパスを送って#9ローレンス Ⅱのゴール下をアシストする。さらに#19西田、#7長野とつないで#1中村が3Pシュートを沈め、最終スコア96–81の快勝でGame1のリベンジを果たした。

シーホース三河 ヘッドコーチ 鈴木貴美一  試合後コメント

昨日に引き続きプットバックをやられないように意識しました。今日はみんなのシュートタッチがすごく良く、昨日とディフェンスを多少変えた部分も上手くいって、いい感じで勝てたと思います。

琉球さんは強くて素晴らしいチームなので、若い選手は特に自信になったと思います。今後の勝利に繋げることができるように、頑張りたいと思います。

ココカラネクスト

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