“タイのメッシ”の札幌加入が決定「戦力になると確信」…タイ人Jリーガー初誕生

12月19日(月)21時16分 サッカーキング

9月のW杯予選で日本代表戦に出場したチャナティプ(右)[写真]=NurPhoto via Getty Images

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 タイリーグのムアントン・ユナイテッドは19日、「タイのメッシ」ことタイ代表MFのチャナティプ・ソングラシンが来季J1に昇格するコンサドーレ札幌にレンタル移籍することを発表した。契約期間は来年7月からの1年半で、それまではムアントン・ユナイテッドでAFCチャンピオンズリーグなどにも出場する予定となっている。

 ムアントン・ユナイテッドのホーム「SCGスタジアム」で行われた会見には、札幌の三上大勝GM(ゼネラルマネジャー)も出席。早いタイミングで移籍を発表することに関しては、「注目度の高いチャナティプの今後の動向を、タイのファンの皆さんにできるだけ早く知ってもらいたかった」と説明した。

 現在23歳のチャナティプは160センチに満たない小柄な体格ながら、早くから「タイのメッシ」と注目されてきた。足元の高い技術に加えて体格を感じさせないフィジカルの強さも備え、タイ代表の攻撃の中心を担う。リオデジャネイロ・オリンピック、ロシア・ワールドカップのアジア予選ではともに最終予選で日本と対戦しており、日本での評価も高まっていた。

「最初に見たのは彼が17歳の時で、当時から可能性に注目していた」という三上GMは、チャナティプの能力に大きな期待を寄せる。

「本格的に興味を持ったのは3年ほど前で、それ以来ずっと見続けてきました。今季も3試合生で見た結果、レギュラークラスとして戦力になると確信しました。特にプレーの判断の速さは素晴らしいものがあり、世界でもトップレベルだと思います。札幌の若い選手たちにもいい影響を与えてくれるでしょう」

「アジア戦略」を推進するJリーグにとっても、東南アジアの中心地であるタイから初のJリーガーが誕生した意味は大きい。タイからのJリーガー誕生に力を注いできたJリーグ国際部の小山恵氏は、今回の移籍の意義について以下のように語る。

「タイリーグはJリーグが最初に提携を結んだリーグですし、タイ人Jリーガーの誕生は非常に大きなことです。移籍の噂が出てすぐ、タイからはJリーグの放送に関する問い合わせが来ています。ワールドカップ予選での活躍によってアジア全体でチャナティプの注目度が高まっているのを感じますし、タイミングも最高だと思います」

「アジア戦略」によって、すでにベトナムやインドネシアなどからはJリーガーが生まれてきた。だが、正真正銘の東南アジア最高レベルの選手がキャリアの最盛期にJリーグでプレーするのはこれが初と言っていい。J1定着を目指す札幌の中盤に、「タイのメッシ」がどんな化学反応を起こすのか注目だ。

文=本多辰成

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