柏で現役を引退した2名がコーチ就任…大谷秀和氏はトップチーム、染谷悠太氏はアカデミー

　柏レイソルは20日、2022シーズン限りで現役生活を終えていた大谷秀和氏について、2023シーズンよりトップチームのコーチに就任することを発表した。また、同じく2022シーズン限りでスパイクを脱いでいた染谷悠太氏については、アカデミー部門のコーチに就任することを伝えている。

　大谷氏は1984年11月6日生まれの現在38歳。柏のU−15、U−18出身で、2003年にトップチームへ昇格すると、以後は柏一筋でプレーを続けた。2011シーズンには柏のJ1リーグ制覇にも貢献。その他にも2012シーズンの天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会、2013シーズンのJリーグヤマザキナビスコカップ（当時）など多くのタイトル獲得を経験した。2022シーズンは明治安田生命J1リーグで4試合に出場。キャリア通算ではJ1リーグで384試合出場20得点、J2リーグで94試合出場3得点を記録していた。

　来季からはコーチとして柏に携わることが決まり、大谷氏はクラブ公式HPを通して「来シーズンも皆さんと共に戦えることを嬉しく思います。勝利のため、選手の躍動・成長のために最大限の努力をしたいと思います」とコメントを発表した。

　一方、染谷氏は1986年9月30日生まれの現在36歳。FC東京U−15、同U−18、流通経済大学を経て2009年に京都サンガF.C.に入団した。2014年にセレッソ大阪に完全移籍すると、2016年には古巣京都に復帰し、2019年から柏でプレー。2022シーズンは明治安田生命J1リーグで2試合に出場した。これまでにJ1リーグ通算で61試合、J2リーグ通算で223試合出場を記録していた。

　アカデミー部門のコーチ就任に伴い、染谷氏はクラブ公式HPを通して「来シーズンより、アカデミーコーチとして柏レイソルに携われることを大変嬉しく思います。育成の柏を育成大国柏にするべく、選手の成長発展に寄与できるよう、自分自身鋭意努力し、成長向上していけるように日々を積み重ねていきたいと思います」と意気込んだ。