ペレスの貢献がなければ戴冠はなかったとフェルスタッペン「この関係を長く続けられたらと心から望んでいる」
2021年12月21日(火)15時30分 AUTOSPORT web
マックス・フェルスタッペンは、F1アブダビGPでのタイトル獲得にあたってセルジオ・ペレスの貢献があったことを強調し、レッドブルでのペレスとのパートナーシップが長く続くことを望んでいる。
劇的な決着の場となったヤス・マリーナ・サーキットで、ペレスは最初のピットストップを行ったルイス・ハミルトン(メルセデス)を抑えていた。ペレスが背後に迫るハミルトンを阻むのに最大限の努力を払ったため、フェルスタッペンは最大のライバルとのギャップを大幅に縮めることができた。
フェルスタッペンは、ペレスの強力な防御はレースにおける重要な時間となり、レース終盤のセーフティカー導入時にその恩恵を受けることができたと考えている。
「チェコ(セルジオ・ペレス)がいなかったら、僕は今ここには座っていなかったと思う。そうでなければセーフティカーの時などに彼らはピットストップによる差を広げていただろう。間違いなくチェコは素晴らしい走りをしたよ」とフェルスタッペンは説明した。
ペレスはレッドブルと2022年末までの契約を結んでいるが、F1の新世界チャンピオンとなったフェルスタッペンは、ペレスとの協力関係が今後何年も続くことを望んでいる。
「もちろん一緒に仕事を始めたときは、どうなるのかを正確に知ることは難しかった」
「でも……チェコは素晴らしい人だ。F1でともに仕事をする時だけでなく、彼は本当に良い人なんだ。良き家庭人でもあるしね。彼とは多くの素晴らしい時間を過ごしている。彼を見ればそうだと分かるだろう。彼は大切な人なんだ」
「このようなチームメイトを持てるのはとても稀なことだし、今日(レースで)彼が示したことは、彼が本物のチームプレイヤーであるということだ。この関係を長く続けられたらと心から望んでいるよ」
レッドブルF1のチーム代表であるクリスチャン・ホーナーも同様に、アブダビだけでなく2021年シーズン全体におけるコース上でのペレスの重要な役割を称賛した。
「チェコは素晴らしかった」とホーナーは『Sky Sports F1』に語った。
「我々はレース前に、どのようにマックスを助けることができるか話をした」
「ルイスを抑えたことで、彼はマックスがフルに力を発揮できるようにした。今日彼らのマシンは我々よりも速かった。我々が戦うことができたのは、戦略のおかげだ」
「(予選での)トウについては、モンツァでも目にした。彼はこのチームのために素晴らしい仕事を行ったし、この勝利の大きな部分を占めている」
「彼はただ使命を果たした。チームメイトとして申し分ない。ルイスに対して強く出て、諦めなかった。実に素晴らしい仕事だった」