「2022巨人打線の最大の失敗は・・・」身内も認めた致命的な「欠陥」とは

2022年12月21日(水)11時35分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 今季は4位と5年ぶりのBクラスに沈んだ巨人で敗因分析が進められている。20本塁打をマークした選手が5人(中田、丸、岡本和、ウォーカー、ポランコ)出ながら、つながりに欠き、最終的には4位に終わった。

 チームが浮上できなかった要因はどこにあるのか。その点を今季は外野守備走塁コーチとして三塁ベースコーチも務め、来季から打撃コーチに転任となった亀井コーチはこう語っている。

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 共に打撃部門を担うことになった大久保博元打撃チーフコーチの公式YouTubeチャンネル「デーブ大久保チャンネル」に出演した亀井コーチは今季の打線を振り返り「なかなかホームラン待ちなところがあって」「なかなか機動力が使えなかった」と重量打線があだになったと認める。

 チームの欠点としては「やっぱり主力が我が強いので、自分が決めてやるみたいな」「いいピッチャーきたらお手上げのようなところがあった」と語る。

 その上で理想とする打線については「やはり足を使いたい」ときっぱり。自身が主力として活躍しチームも日本一に輝いた2009年の打線を振り返る場面も。当時は1番の坂本から始まり、松本哲也、小笠原、ラミレス、亀井、谷、阿部、脇谷など誰もがホームランを打つ力がありながら「僕でもセーフティ(バント)もしていましたし」と、足や小技をからめた柔軟な攻撃ができていたことで「つながる打線」になっていたという。

 この反省を生かして、チームも今オフは、足のスペシャリト、鈴木尚広氏を3年ぶりに外野守備走塁コーチとして招へい。同コーチも「チーム全体の走塁意識を上げたい」と意気込んでいる。

 今季のチーム盗塁数はリーグ4位の64個。原監督も「チームプレー、バント、あるいは進塁打、犠飛。そういう野球が今年は足りなかった」と認める中で、いかにお家芸の「一発攻勢」に頼らず、「打てなくても勝てる試合」を作れるか。

 打撃部門を任された大久保コーチ、亀井コーチの腕の見せどころともなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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