介護施設でリハビリの日々…“爆撃機”ゲルト・ミュラー氏の現在とは

2017年12月21日(木)19時56分 サッカーキング

ミュラー氏の近況を夫人が明かした [写真]=Bongarts/Getty Images

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 抜群のポジショニングと驚異的な決定力の高さで得点を量産し、“爆撃機”の異名を取った元ドイツ代表のゲルト・ミュラー氏。アルツハイマー型認知症を発症したこともあって、近年は公の場に姿を見せることはなくなったが、伝説のストライカーは介護施設で積極的にリハビリに励んでいるという。19日付のドイツ紙『ビルト』が伝えた。

 3年前から介護施設での生活を始めたミュラー氏は、妻のウッシーさんと離れて施設で暮らすことに寂しさを感じているようで、ウッシーさんが面会に来るととても喜ぶという。

 また、同氏は8カ月前から「ボバースアプローチ」と呼ばれる脳機能障がい者向けのリハビリを開始。決して楽ではないようだが、ウッシーさんによると、同氏は非常に前向きに日々のプログラムに取り組んでいるという。

 ドイツ代表とバイエルンで数々の得点記録を打ち立ててきたミュラー氏には、来客も多いそうだ。バイエルンの現指揮官であるユップ・ハインケス監督とアシスタントコーチのヘルマン・ゲルラント氏も面会に訪れている。

 ミュラー氏とハインケス監督は現役時代にドイツ代表でともにプレーした戦友であり、ゲルラント・コーチは同氏がバイエルンのセカンドチームでコーチを務めていた時の同僚という関係にある。『ビルト』の取材に対してウッシーさんは、ミュラー氏が旧知の間柄である二人の訪問に大喜びしていたと明かしている。

 年齢を重ねることで起きる心身の変化に対して最善を尽くし、家族や友人と一緒に過ごす時間を大切にする。そんなミュラー氏の姿に励まされる同年代のオールドファンも多いのではないだろうか。

(記事/Footmedia)

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