インディ“若手3人衆”オワード、ハータ、デフランチェスコが共闘。デイトナ24時間参戦へ

2021年12月22日(水)18時50分 AUTOSPORT web

 若手インディカードライバーのパトリシオ・オワードとコルトン・ハータ、デブリン・デフランチェスコの3名は、ドラゴンスピードのLMP2ラインアップに加わりIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の2022年シーズン開幕戦として行われるデイトナ24時間レースに参戦する。


 デイトナでクラス優勝の経験を持つオワードとハータは、2022年のNTTインディカー・シリーズにルーキーとして挑むデフランチェスコと、ブロンズドライバーのエリック・ラックスとともにドラゴンスピードが走らせる81号車オレカ07・ギブソンのドライバーラインアップを完成させた。彼らはLMP2クラスにエントリーするチームのセカンドカーでチームを組み、1月29〜30日にデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行われる24時間レースを戦う予定だ。


 ドラゴンスピードは2019年と翌年にデイトナでLMP2クラス優勝を飾っている。2021年は優勝こそ逃したもののクラス3位表彰台を獲得した。そのチームに起用されたオワードは、2017年にパフォーマンス・テック・モータースポーツからデイトナでのレースに出場。プロトタイプ・チャレンジクラスで優勝を果たし、その後シリーズタイトルも獲得している。


 現在はアロー・マクラーレンSPからインディカーに参戦している彼は今年、シリーズランキングでアレックス・パロウ、ジェセフ・ニューガーデンに次ぐ選手権3位の成績を収めた。


 一方のハータは2019年にBMW M8 GTEでGTル・マンクラスを制したBMWチームRLLのワークスクルーの一員を形成した。21歳の彼は、今季のインディカーシーズン終盤に行われたラグナ・セカとロングビーチ戦で優勝し、ランキング5位に入った。


 先輩ふたりに続き、2022年にインディカーデビューを予定しているデフランチェスコは、アンドレッティ・オートスポーツとの契約を勝ちとった。このカナダ人は2021年もドラゴンスピードに加わり、1月のデイトナでラックス、ファビアン・シラー、クリストファー・ミースとオレカ07のステアリングをシェアしている。


「これで最高のドライビング・タレントをドラゴンスピードに招き入れるという計画はまた大きく前進した」と語るのは、チームプリンシパルのエルトン・ジュリアン。


「エリック(・ラックス)とデブリン(・デフランチェスコ)がデイトナでどれほどのパフォーマンスを発揮できるのかは、すでに知っている。そこにインディカーのもっとも輝かしいスタードライバーのふたりをチームに加えることで、我々の展望はさらにエキサイティングなものになるだろう」


「このドライバーラインアップは明らかにDPiがふさわしいのだが、このレースでそれを確保できなかったのは残念に思う。私たちはたしかにそれを試みたんだ」


 デイトナに登場する2台目のクルマのラインアップを完成されたドラゴンスピードは今月15日、デイトナと残りのフルシーズンを戦うマシンのドライバーを発表している。この1台目のクルマにはファン・パブロ・モントーヤとヘンリク・ヘドマンのペアが固定され、第2戦セブリングでは16歳のセバスチャン・モントーヤが第3ドライバーとしてクルーに加わりIMSAデビューを果たす予定だ。

アロウ・マクラーレンSPを強豪チームへと押し上げたパト・オワード
今シーズン3勝目を喜ぶコルトン・ハータ
81号車オレカ07・ギブソンにはパトリシオ・オワード、コルトン・ハータ、デブリン・デフランチェスコ、エリック・ラックスの4名が乗り込む

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