久保建英、カディスの信じ難い悪質ファウルに怒り心頭 現地メディアも「レフェリーが驚くほど寛容だった」と皮肉

2023年12月22日(金)17時48分 ココカラネクスト

久保は相手DFの悪質なファウルにフラストレーションをためていた(C)Getty Images

 レアル・ソシエダは現地時間12月21日(日本時間22日)、ラ・リーガ第18節でカディスと敵地で対戦し、0-0のスコアレスドローに終わった。久保建英はフル出場を果たし、チャンスに絡んだものの相手のラフプレーを受けるシーンが目立った。

【動画】掴まれて振り回され…久保建英が悪質なファウルに激高したカディス戦のハイライト

 前半44分、相手陣内でボールを受けた久保に対し、カディスのMFルベン・アルカラスの右手が久保の脇腹にヒット。直後に久保が顔を歪め、一時、立ち上がれない状態となった。

 さらに試合終盤の後半40分にも、自陣中央をドリブルで駆け上がろうとした久保の前にアルカラスが立ちはだかると、久保の右腕、さらにユニフォームを掴み突破を阻止。さらに、遠心力で振り回し、投げ飛ばす形となり、これには久保が激高。険しい表情で久保が詰め寄り両手で相手の胸を押すと、両軍選手が激しくもみ合う状況となった。その後、ピッチ上が喧騒に包まれる中、カディスのセルヒオ・ゴンサレス監督と久保が言葉を交わす場面も見られた。

 久保は後半14分、右サイドから相手ゴール前へクロスを送り、これをMFマルティン・ズビメンディがダイレクトでシュート、惜しくもバーに弾かれたものの、この試合最大の決定機を演出した。しかし、ゲームを通してカディスの激しいチェックにより、幾度となくチャンスの芽を潰されることとなった。

 スペイン国内でもこのゲーム展開には、さまざまな批評が綴られている。サッカーサイト『ElDESMARQUE』は、レアル・ソシエダの中で2番目に高い「6」を久保に与えており「攻撃面では日本人が最も危険だったが、非常に難しく荒い試合だった」と評価。

 また、ニュースメディア『as』では、「もしカディス対レアル・ソシエダがボクシングの試合だったら、イエローチーム(カディス)がポイントで勝っていただろう」と皮肉を綴っている。

 久保については「レフェリーが驚くほど寛容だったこともあり、ファウルや攻撃的なプレーでしか彼を止めることができなかった。2度タックルを放ったアルカラスが、試合を終えられたのは不可解だった。ズビメンディへのクロスで現実的な最高のチャンスを作った」と際立った動きを称えながら、ラフプレーに苦しんでいたと振り返った。

 これでレアル・ソシエダは公式戦3試合連続のスコアレスドロー。2023年はこの試合までとなり、およそ1か月半にわたり負けなしで今年を終えた。しかし、勝ちきれない試合が続くというチームの課題を残しながら、来年へ向け仕切り直すこととなる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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