室屋成とハノーファーの契約延長交渉破談も。0.5億円からの年俸アップ要求

2022年12月23日(金)5時39分 FOOTBALL TRIBE

室屋成 写真:Getty Images

 かつて明治安田生命J1リーグ・FC東京に在籍していた元日本代表DF室屋成(28)は、現在ドイツ2部ハノーファーでプレー。来年6月に契約満了を迎えるとみられる中、ここにきて契約延長交渉が難航しているようだ。22日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。


 室屋成本人は今年10月、『ビルト』のインタビューで「ハノーファーはとても居心地がいいですし、ここでプレーすることが楽しいですね。契約延長も想像できます」と語るなど、契約延長に前向きな姿勢を示していた。


 一方でハノーファーのマルティン・カインド会長は契約延長の可能性について「室屋成を引き留めたいことや、私が彼と話していることは秘密ではない。だがクリスマスまでに何かが起こることはない」とコメント。契約延長交渉の長期化を示唆している。


 またドイツ・ハノーファーの地元紙『ノイエ・プレス・ハノーファー』は今月15日、同選手の去就について特集。「今季の室屋成は、ハノーファー加入以降で最高のパフォーマンスを発揮している」としたで「今季終了時、彼は29歳になっている。次の2,3年の契約は、おそらく金稼ぎのためのラストチャンスであるため、特に重要だ。彼は今季好調であるため、交渉の余地もある」と、選手サイドの意図を分析していた。


 そんな中、『ビルト』はハノーファー所属選手の契約状況について特集。室屋成の現状について「室屋成との契約交渉は長い間続いているが、難航している。彼は月給3万ユーロ(約400万円)、年俸換算で36万ユーロ(約5000万円)と大した稼ぎ手ではないだけに、大幅な年俸アップを要求している」と綴っている。


 なお室屋成は2020年8月にFC東京からハノーファーへ完全移籍すると、海外挑戦1年目の2020/21シーズンから右サイドバックのレギュラーに定着。昨季はDFヤニク・デーム(26)とポジション争いを強いられたが、今季はここまでドイツ2部リーグ戦で17試合中15試合に先発出場。3バックシステムへの変更もあり、右ウイングバックでレギュラーを掴んでいる。


 『ノイエ・プレス・ハノーファー』が指摘したように、サッカー選手としてピークを迎えているだけに、ハノーファーとの交渉次第では他クラブへのステップアップ移籍も考えられる。

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