カシージャス氏、古巣レアル・マドリードに5年半ぶり復帰! クラブ財団の一員に

2020年12月23日(水)0時7分 サッカーキング

カシージャス氏がレアル・マドリードに復帰した [写真]=Getty Images

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 レアル・マドリードは22日、OBの元スペイン代表GKイケル・カシージャス氏の約5年半ぶりとなる“復帰”を発表した。同氏はゼネラル・ディレクターのアシスタントとして、クラブの財団「レアル・マドリード・ファンデーション」に加わることとなる。

 現在39歳のカシージャス氏は、9歳でレアル・マドリードの下部組織に入団し、1999年に18歳でトップチームデビューを果たした。すぐに正GKの座を勝ち取ると、16年間で公式戦通算725試合に出場。リーガ・エスパニョーラ5回やチャンピオンズリーグ3回、クラブワールドカップ3回など、数々のタイトルを掲げてきた。また、スペイン代表としては歴代2位となる167キャップを記録し、2010年のFIFAワールドカップ制覇や2度のEURO優勝を経験している。

 “白い巨人”の象徴でもあったカシージャス氏だが、その去り方は理想的と呼べるものではなかった。当時チームを率いていたジョゼ・モウリーニョ監督やフロレンティーノ・ペレス会長との確執もあってチーム内で孤立するようになり、2015年夏にポルトへのフリー移籍が発表された。

 移籍先のポルトでは変わらぬパフォーマンスを披露し、2度のプリメイラ・リーガ優勝などに貢献した。だが昨年5月、練習中に心臓発作を起こして病院に搬送され、その影響から現役引退を余儀なくされた。

 カシージャス氏は現役引退前からスペインサッカー連盟(RFEF)の会長選出馬に意欲を示していたが、「選挙のプロセスが不透明」であることを理由に辞退。その後は、自身の公式SNSを通じてペレス会長との関係修復をアピールするなどしており、レアル・マドリードへの復帰が噂されていた。

 レアル・マドリードは発表に際し、クラブ公式サイトを通じて、「イケル・カシージャスはレアル・マドリードの伝説的であり、我々のクラブの価値観を象徴する存在で、我々の歴史の中で最高のゴールキーパーです。レアル・マドリードにとっては偉大なるキャプテンの1人がその住処に戻ってくることを誇りに思っています」とレジェンドの復帰を歓迎した。

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