エース級が任された2019年開幕投手たちの成績は?

12月23日(月)6時0分 SPAIA

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2020年シーズンは例年より早い3月20日に開幕

12月16日、2020年セ・リーグ公式戦の詳細な日程が発表された。東京オリンピック開催の影響で例年より1週間ほど早い3月20日に開幕する。この日は祝日で、ヤクルト対阪神(神宮)、広島対中日(マツダ)の2試合はデーゲーム。同リーグのデーゲームでの開幕戦は、2011年以来9年ぶりになる。

1年の始まりである開幕戦。その先発を任されるのは投手にとって栄誉の一つだ。多くの場合、エースやそれに準ずる、前年度に好成績を挙げた選手が選ばれる。大役を務めた彼らは、1年を通じて結果を残せたのだろうか。2019年開幕投手の成績を振り返ってみたい。

今永昇太がキャリアハイの成績

セ・リーグの開幕投手は下記の6人だった。

表1_2019年開幕投手の成績セリーグⒸSPAIA


6人のうち規定投球回に到達したのは今永昇太(DeNA)、大瀬良大地(広島)、小川泰弘(ヤクルト)の3人。なかでも今永はキャリアハイの成績を残し、チームを2位へと導いた。11月には侍ジャパン日本代表の一員としてプレミア12を戦っており、まさに1年間に渡って投げ続けたのである。

大瀬良はローテーションを守りリーグ最多の6完投(2完封)を記録、11勝をマークした。しかし防御率は前年(2.62)より1点近く悪化し、リーグワースト被安打176と苦しみながら戦った。小川は規定投球回にこそ到達したものの、5勝12敗で借金7、リーグワーストの防御率4.57と低迷した。

菅野智之(巨人)は腰痛で戦線離脱した期間があり、プロ入り後初めて規定投球回に到達しなかった。それでも11勝を挙げたのはさすがといったところだ。

今季から日本人扱いとなったランディ・メッセンジャー(阪神)は開幕から2試合連続で好投を見せるが、その後は苦しみ今季限りでの現役引退を決断。開幕投手の大役を務めた同じ年に引退となった。

前年に飛躍した笠原祥太郎(中日)は、不整脈の症状により4月末に登録抹消。「発作性上室性頻拍」と診断され、シーズンを全うできず。後半戦に復帰したものの、4試合に登板したのみで再び登録を抹消された。

セ・リーグでは、開幕投手の大役を果たした後、今季を通して結果を残したのは今永のみだった。大瀬良も決して悪い結果ではないが、エースとしては少し物足りない。それは契約更改後、チームの4位という結果にも言及し「すごく悔しいシーズンだった」とコメントしたことにも表れている。

千賀滉大、山岡泰輔がタイトルを獲得

一方のパ・リーグの開幕投手はどうだったのだろうか。

表2_2019年開幕投手の成績パリーグⒸSPAIA


開幕投手6人の中で規定投球回に到達したのは千賀滉大(ソフトバンク)と山岡泰輔(オリックス)のふたりだけだった。

千賀はノーヒットノーランを含む13勝を挙げ、227奪三振で最多奪三振のタイトルを獲得した。QS(先発で6回以上自責点3以下)は12球団最多の20回を記録、エースとして1年を戦い抜いた。

山岡については、チームがリーグ最下位だった一方、13勝4敗(勝率.765)で最高勝率のタイトルを獲得した。2020年シーズンからは、背番号「19」を背負うことも決まっている。

アクシデントに泣いたのが岸孝之(楽天)と上沢直之(日本ハム)である。岸は開幕戦で左太もも裏を痛め緊急降板して5月末に復帰したが、7月には扁桃炎で2度めの離脱をした。契約更改後には「何もできずにすみません」と悔しさがにじみ出るコメントをした。

上沢は交流戦で打球が左膝に直撃。左膝蓋骨骨折でそのままシーズンを終えてしまう。登板はわずか11試合(71.1回)だった。

2018年の最多勝投手・多和田真三郎(西武)は自身3試合目の登板で完封勝利をマークするが、その後は打ち込まれるケースが増え、たった1勝に終わっている。9月には頻脈性不整脈と診断され治療に専念。悔しいシーズンとなった。石川歩(ロッテ)は27試合に登板したが、一時的に中継ぎで起用されていた期間があり規定投球回には届かなかった。若い投手の台頭が著しいなか、来季は復活を果たせるか。

千賀、山岡のふたりは飛躍を遂げたものの、その他の投手たちにとっては苦難のシーズンとなった。

このように、開幕投手の大役を任されたからといって、シーズン中ずっと活躍できるとは限らないのだが、2020年シーズンの開幕投手に指名される投手たちは、年間を通して結果を残すことができるだろうか。

※数字は2019年シーズン終了時点。リーグ内順位は規定投球回数以上

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