“必然”のKO勝利予測 米老舗メディアは井上尚弥のタパレス戦圧勝を訴え「序盤で打ち負かすか、後半までもてあそぶか」

2023年12月24日(日)7時0分 ココカラネクスト

井上は快挙をやってのけられるか。海外識者からの期待は高まる一方だ。(C)Getty Images

 日本が生んだ「モンスター」か。はたまた番狂わせを狙う「フィリピンの悪夢」か。日本で実現するボクシングの大一番に熱視線が注がれている。

 12月26日、ボクシングのWBC・WBO世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)は東京・有明アリーナで行われる4団体統一戦で、WBA・IBF同級王者マーロン・タパレス(フィリピン)と対峙する。

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 バンタム級に続く“完全制覇”を目前とする井上。ここで勝てば、今年7月にウェルター級の猛者テレンス・クロフォード(米国)が成し遂げた2階級での4団体統一をやってのける。タパレスは「番狂わせ狙う気持ちは怖い」と警戒する強敵だが、下馬評は「優位」という見方が圧倒的に占めている。

 海外メディアでも井上の勝利を予想する声は根強い。米老舗スポーツメディア『Sporting News』は、国内の大手ベッティングサイト「Bet MGM」の試合オッズにおいて井上が「−1400」(タパレスは+800)と確固たる信頼を得ている事実を紹介。さらに井上が2019年のノニト・ドネア(フィリピン)戦以降で12ラウンドまで戦っていないデータにもクローズアップし、「日本のノックアウトアーティストの試合は“瞬き”をしたら見逃してしまう」と強調した。

 そのうえで、同メディアは「イノウエは難なく仕留めるだろう」と試合展開を予想する。

「どこかでセカンドギアに入った場合、イノウエは誰も止めることはできない。あとは序盤でタパレスを打ち負かすか、後半のラウンドで疲労困憊となったタパレスに襲いかかるまでもてあそぶかのどちらかだ。おそらくタパレスが何が起こったかを把握する頃には、文字通り、すべてが終わっている。日本の大スターは過去に22戦でKOを記録し、直近でも6試合連続でKO勝ちを収めている。そうならないわけがないのだ」

 これまでに「難攻不落」を言われたライバルも蹴散らしてきた井上。その圧倒的な破壊力で世界的に声価を高めてきたキャリアを見れば、このタパレス戦で単なる勝利だけでなく、KO勝利を予測する声が強まるのも必然かもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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