有馬記念はリピーター、3歳馬、人気落ちのGI馬が夢馬券を運んでくる

12月24日(木)5時55分 Sportiva

 1年の総決算となるGI有馬記念(中山・芝2500m)が12月27日に行なわれる。

 過去10年の結果を振り返ると、1番人気は5勝、2着2回、3着1回、着外2回と安定した成績を残している。にもかかわらず、3連単では好配当が続出し、万馬券にならなかったのは2回だけ。2014年、2015年には10万円超えの高配当が生まれている。

◆鷲見玲奈「フォトギャラリー」

 ならば、今年も穴狙いに徹してみてはどうだろうか。過去10年の結果を参考にして、好配当を演出してくれそうな穴馬をあぶり出してみたい。

 まず、注目すべきは"リピーター"である。人気の有無にかかわらず、有馬記念では同じ馬が何度も好走を果たしているからだ。

 それは、トゥザグローリー(2010年=14番人気3着、2011年=9番人気3着)、オルフェーヴル(2011年=1番人気1着、2013年=1番人気1着)、ゴールドシップ(2012年=1番人気1着、2013年=2番人気3着、2014年=1番人気3着)、ゴールドアクター(2015年=8番人気1着、2016年=3番人気3着)、キタサンブラック(2015年=4番人気3着、2016年=2番人気2着、2017年=1番人気1着)、シュヴァルグラン(2017年=3番人気3着、2018年=9番人気3着)らである。


2年前の有馬記念を制しているブラストワンピース
 これほどの例があるならば、今年も過去の有馬記念で好走している馬を狙うべきだろう。該当するのは、2018年に3番人気で勝利したブラストワンピース(牡5歳)と、昨年のレースで3着(4番人気)に入ったワールドプレミア(牡4歳)だ。

 2頭とも、今回は伏兵の域を出ないが、ともにGI覇者で地力があるのは確か。何より有馬記念における"リピーター"の強さを考えれば、ともに軽視するのは禁物だ。

 次にピックアップしたいのは、3歳馬だ。こちらも、人気のある、なしにかかわらず、好走例は多数ある。過去10年で馬券圏内に(3着以内)入った3歳馬は10頭。5歳馬も同じく10頭が馬券に絡んでいるが、勝ち星に限れば、3歳馬が5勝とトップだ。

 ということで、今年も3歳馬は無視できない。今回はオーソリティ(牡3歳)、バビット(牡3歳)の2頭が出走予定だが、あらためて過去10年で馬券圏内に入った10頭を調べてみると、いずれもGI連対実績があるか、古馬混合重賞を勝利していた。

 この条件に当てはまるのは、オーソリティだけだった。

 同馬は、前走のGIIアルゼンチン共和国杯(11月8日/東京・芝2500m)で古馬相手に快勝。同レースは"出世レース"のひとつとして名高いゆえ、オーソリティの一発に賭けてみるのも悪くない。

 最後に狙いたいのは、直近2戦で苦戦を強いられて人気落ちしたGI馬だ。

 いい例となるのは、2011年に7番人気で2着となったエイシンフラッシュ、2017年に8番人気で2着と好走したクイーンズリング、2018年に9番人気で3着に食い込んだシュヴァルグランがそうだ。

 今回、このパターンに近いGI馬を探すと、4頭の候補馬が見つかった。キセキ(牡6歳)、ブラストワンピース、ペルシアンナイト(牡6歳)、ラヴズオンリーユー(牝4歳)である。そのうち、ブラストワンピースは先に名前を挙げているので、ここでは除外する。

 また、過去の例に挙げた3頭は、直近2戦で振るわなかったとはいえ、勝ち馬から1秒以上の差をつけられてはいなかった。となると、前走のGIジャパンC(11月29日/東京・芝2400m)で、勝ったアーモンドアイから1秒以上の差をつけられて8着に沈んだキセキは外れる。

 さらに、過去の3頭は直近2戦が1800m以上の中距離戦だった。ということは、過去2戦がマイル戦だったペルシアンナイトも、この候補からは外したほうがいいだろう。

 残ったのは、ラヴズオンリーユーだ。

 同馬は、昨年のGIオークス(東京・芝2400m)を勝って以降、勝ち星には恵まれていないが、2000m以上のレースでは常に上位争いを演じている。前走も敗れたとはいえ、GIエリザベス女王杯(11月15日/阪神・芝2200m)で勝ったラッキーライラック(牝5歳)にコンマ1秒差の3着。距離が延びていいタイプゆえ、メンバーが強くなるここでも、決して侮れない。大駆けの可能性は十分にある。

 コロナ禍にあって、世の中は暗いムードに包まれた1年だったが、中央競馬最後の大一番をモノにして、年越しぐらいは笑って過ごしたい。そんな小さな夢を叶えてくれる馬が、ここに挙げた4頭の中にきっといる。


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