2017年J1新加入ベストイレブン。Fチャン編集部が選定、新天地で輝いた実力者【編集部フォーカス】

12月26日(火)10時30分 フットボールチャンネル

鳥栖を支えた新守護神

 今シーズンも様々なドラマが生まれた明治安田生命J1リーグ。今回、フットボールチャンネル編集部では夏の補強を含めた新加入選手の中からベストイレブンを選出。前年からの順位アップやJ1残留などチームに貢献した面々をピックアップした。

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GK:権田修一(ごんだ・しゅういち/サガン鳥栖)
1989年3月3日生まれ
33試合出場40失点
《チーム成績》
2016年 勝ち点46 11位
2017年 勝ち点47 8位

 林彰洋がFC東京に移籍した鳥栖だが、チームの新たな守護神には権田が君臨した。前任者と同等のレベルにある実力者の加入もあり、守備面の破綻を回避。第25節・仙台戦の前半11分に負傷交代し翌節の甲府戦を欠場したが、シーズンを通してゴールマウスを守り続けた。終盤は勝ったり負けたりを繰り返し失点も少なくはなかったが、権田のパフォーマンス自体は悪くなかった。日本代表にも復帰しており、国内でプレーするGKで日本トップレベルにあると言えるだろう。

C大阪の飛躍に貢献したCB

DF:マテイ・ヨニッチ(セレッソ大阪)
1991年1月29日生まれ
34試合出場6得点
《チーム成績》
2016年 勝ち点78 4位(J2)
2017年 勝ち点63 3位

 アンダー世代のクロアチア代表経験を持つCBは、J1復帰1年目のC大阪の飛躍に大きく貢献した。ハードなマーク、カバーリングなどあらゆる面でチームの守備を向上させた。セットプレーで無類の強さを誇り、6得点を記録した。187cmの高さを活かすのはもちろん、相手の前に走り込むのも上手かった。まだ26歳と若く、今後の成長が楽しみでもある。彼がいる限り、C大阪の最終ラインは安泰ではないだろうか。

堅守の名門で存在感放った豪州代表

DF:ミロシュ・デゲネク(横浜F・マリノス)
1994年4月28日生まれ
25試合出場0得点
《チーム成績》
2016年 勝ち点51 10位
2017年 勝ち点59 5位

 オーストラリア代表ディフェンダーは、堅守を誇る横浜FMの屋台骨を支える活躍を見せた。守備面での貢献の他にも、高精度のキックで攻撃を後押しするプレーも披露。クラブには百戦錬磨の経験を持つ中澤佑二がおり、リーグを代表するCBの隣でプレーしたこともデゲネクの成長を助けたはずだ。今季は5位でシーズンを終えたが、来季以降チームがさらなる進化を遂げるためにもデゲネクは重要な戦力となる。

J1初挑戦の高速SB

DF:小池龍太(こいけ・りゅうた/柏レイソル)
1995年8月29日生まれ
32試合出場0得点
《チーム成績》
2016年 勝ち点54 8位
2017年 勝ち点62 4位

 JFL時代のレノファ山口でプロキャリアをスタートさせ、クラブの成長と共にカテゴリーを上げてきた小池。そして今季から加入した柏でも主力として稼動し、リーグ戦32試合出場を果たした。豊富な運動量とスピードでタッチライン際を駆け上がり、独力でも突破できる攻撃性が魅力だ。伊東純也との右サイドはチームのストロングポイントとなり、J1初挑戦の小池も持ち味を存分に示した。

リーグ最少失点に貢献。磐田のファイター

DF:高橋祥平(たかはし・しょうへい/ジュビロ磐田)
1991年10月27日生まれ
28試合出場0得点
《チーム成績》
2016年 勝ち点36 13位
2017年 勝ち点58 6位

 昨季からの失点減に成功した磐田にあって、高橋の果たした役割も非常に大きかった。対人の強さと粘り強さを兼ね備え、足元の技術も高い。ボールを持って焦ることがないからビルドアップも安定していた。シーズン序盤はけがで出遅れたものの、戦列復帰後は欠かせぬ戦力としてリーグ、カップ戦とフル稼働。3バックと4バックを併用した磐田だが、高橋の対応力も目を見張るものがあった。

川崎Fの万能MF

MF:家長昭博(いえなが・あきひろ/川崎フロンターレ)
1986年6月13日生まれ
21試合出場2得点
《チーム成績》
2016年 勝ち点72 2位
2017年 勝ち点72 優勝

 開幕直後に負傷離脱を余儀なくされたが、終わってみれば加入1年目の川崎Fに多くのものをもたらしたと言える。強靭なフィジカルと高い技術を生かしたボールキープやドリブルは、チームの攻撃にアクセントをつけた。リーグ戦2得点は物足りないが、スタメンに定着した夏場以降は数字に表れない働きを見せている。逆転優勝を果たした最終節では3アシストを記録し、クラブ初タイトル獲得に大きく貢献した。

新天地でも輝いた天才レフティー

MF:中村俊輔(なかむら・しゅんすけ/ジュビロ磐田)
1978年6月24日生まれ
30試合出場5得点
《チーム成績》
2016年 勝ち点36 13位
2017年 勝ち点58 6位

 中村俊輔の国内移籍はオフの話題を独占したと言っても過言ではない。大きな期待を背負った磐田の新10番は、その実力をチームの成長に還元した。左足から繰り出されるキックは芸術そのもので、セットプレーを中心に多くの得点を演出した。また彼を起点とすることでゲームコントロールが可能になり、チームは試合状況に応じて賢く戦うことができるようになった。38歳での移籍はリスクもあったはずだが、不安要素を一掃するプレーを披露し続けた。

キャリアハイの得点数。川崎Fのアタッカー

MF:阿部浩之(あべ・ひろゆき/川崎フロンターレ)
1989年7月5日生まれ
28試合出場10得点
《チーム成績》
2016年 勝ち点72 2位
2017年 勝ち点72 優勝

 加入直後から川崎Fのスタイルに溶け込み、攻撃の中心となった阿部。サイドや最前列でプレーしたが、どのエリアにいても質の高いプレーでチームを助けた。今季は得点能力も開花し、自身初となる10ゴールを達成。川崎Fがタイトルを獲得する上で大きな役割を果たした。また日本代表にも初選出され、E-1選手権ではスーパーサブ的な立場で攻撃を活性化させようと力を尽くした。

リーグ戦全試合スタメン出場。磐田のストライカー

FW:川又堅碁(かわまた・けんご/ジュビロ磐田)
1989年10月14日生まれ
34試合出場14得点
《チーム成績》
2016年 勝ち点36 13位
2017年 勝ち点58 6位

 自身初となるリーグ戦全試合スタメン出場を果たし、14得点を挙げた川又。2013年にアルビレックス新潟で23ゴールを記録して以来となる二桁ゴールと、復活を印象づけた。ファーストディフェンダーとしても機能し、身体を張ったポストプレーでチームに貢献。スルーパスに抜け出し、クロスを頭で合わせるなどストライカーとして力を示した。追加招集ではあるが日本代表にも選出され、今季は自身の価値を高めた1年でもあった。

J1残留の原動力。札幌の救世主

FW:ジェイ(コンサドーレ札幌)
1982年5月7日生まれ
14試合出場10得点
《チーム成績》
2016年 勝ち点85 1位(J2)
2017年 勝ち点43 11位

 J1残留を果たし、来季もトップカテゴリーで戦う権利を勝ち取った札幌。そんなチームにあってジェイは規格外のパフォーマンスを見せつけた。夏に加入すると、14試合で10得点と驚異的なペースでゴールを重ね、まさに救世主と呼べる活躍だった。抜群の高さで空中戦に勝ち続け、冷徹なフィニッシュワークでネットを揺らした。元イングランド代表ストライカーはジュビロ磐田時代に実力を遺憾なく発揮していたが、北の大地でもその存在は絶大だった。

夏に広島加入。味方の特徴引き出す推進力

FW:パトリック(サンフレッチェ広島)
1987年10月26日生まれ
16試合出場4得点
《チーム成績》
2016年 勝ち点55 6位
2017年 勝ち点33 15位

 ガンバ大阪でJ1、J3それぞれ1試合に出場し、夏に広島に移籍したパトリック。降格の危機に瀕するチームのために奮闘し、残留に貢献した。得点は『4』と少なく、調子を維持できたとも言い難い。それでも、最前線で起点となり、裏へ抜け出すなどチームプレーを全うした。また彼の推進力は、青山敏弘のパス能力を引き出しており、コンビとしても悪くなかった。今季は低迷した広島だが、実力に疑いの余地はない。残留が最優先となる中、パトリックの貢献度は決して低くないだろう。

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