球数制限論争に上原浩治氏「制限されてたら今の自分ない」

12月26日(木)7時0分 NEWSポストセブン

平成を代表する名投手は球数制限をどう思う(撮影/谷本結利)

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 今年5月に引退した元巨人・上原浩治氏(44)の女房役を長年務めた阿部慎之助(40)も今季限りでバットを置き、巨人の二軍監督に就任した。引退までの心の動きを綴った著書『OVER 結果と向き合う勇気』も話題の上原氏が、「強いジャイアンツ」を取り戻すために必要なことを語った。


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 偉そうなことは言えませんが、あえて言うなら慎之助には今の時代に流されず「昭和の感じ」でやってほしい。言い換えるなら、泥臭い練習を毎日積み重ねられる集団を作れということですかね。


 最近は、いろいろなところで球数制限が話題になっています。もちろん選手によって適した強化方法は違うし、骨格ができあがっていない学生に無理な球数を投げさせるのは良くないでしょう。


 ただ、自分の経験を振り返ると、投げ込むことでここまで長く野球を続けてこれたとも感じます。もし球数を制限されていたら、今の自分はなかったかもしれない。球数だけが故障の原因ではないのに、それだけが悪者にされているという現状は見直されるべきです。


 やはり「投げる」「走る」というのが野球の基本。練習量も、たった1〜2時間では本当の成長はないと僕は思うんです。投げ込み、走り込みの「量」を僕は最後まで大事にしましたし、そのことで鍛えられた。慎之助にはそんな「昭和」の良さを大事にしてほしいですね。


●取材/佐々木亨(スポーツライター)


※週刊ポスト2020年1月3・10日号


OVER - 結果と向き合う勇気 - (JBpressBOOKS)

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