横浜FMのMF木村卓斗、来季は甲府へ期限付き移籍…今季後半戦は愛媛のJ3優勝に貢献

2023年12月28日(木)13時5分 サッカーキング

2023シーズン、横浜FMでプロデビューを飾った木村卓斗 [写真]=兼子愼一郎

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 横浜F・マリノスは28日、2023シーズンは愛媛FCへ育成型期限付き移籍していたMF木村卓斗が、2024シーズンはヴァンフォーレ甲府へ期限付き移籍することを発表した。両クラブの発表によると、期限付き移籍期間は2025年1月31日まで。契約により、木村は期限付き移籍期間中に両クラブが対戦する公式戦には出場できない。

 木村は2000年5月16日生まれの現在23歳。横浜FMの育成組織出身で、プライマリー、ジュニアユース、ユースと順調に歩を進めた。明治大学を経て、2023年に横浜FMへ入団。本職の中盤としてはもちろんのこと、高校年代まで主戦場としていた右サイドバックとしても期待が寄せられていた。しかし、ルーキーイヤーは横浜FMの厚い選手層に阻まれ、明治安田生命J1リーグのピッチに立つことはなく、JリーグYBCルヴァンカップ3試合の出場にとどまっていた。同年7月、出場機会を求めて愛媛へ期限付き移籍を決断した。

 愛媛では加入直後から右サイドバックの定位置を確保。明治安田生命J3リーグ第21節FC岐阜戦(0−0)で愛媛デビューを飾ると、その後は最終節のFC大阪戦(○2−1)まで、全試合でスターティングメンバーに名を連ねた。最終的には18試合に出場。愛媛のJ3リーグ優勝、および3シーズンぶりとなるJ2リーグ復帰に大きく貢献した。

 期限付き移籍期間満了に伴い、木村は愛媛を通してコメントを発表。充実した半年間を振り返り、クラブにかかわる全ての人々へ感謝の言葉を綴った。

「愛媛FCの皆さん、何の実績もない自分を快く迎え入れてくださり本当にありがとうございました。振り返ると移籍当初の僕は自信を失いかけ、初めての土地に1人で行く不安もありました。しかし、石丸監督をはじめとするチームスタッフの皆さんや、チームメイト、ファンサポーター、スポンサー企業様、そして飲食店の皆様など沢山の出逢いのおかげで愛媛FCだけでなく愛媛県が大好きになりました」

「『優勝してチームをJ2に戻す』という、強い覚悟を持って愛媛FCのために一生懸命闘えた半年間は僕のサッカー人生の宝物であり、かけがえのない経験でした。『木村卓斗は愛媛が育てた』と胸を張って言えるように、更に成長した姿を見せていきたいです」

「僕のプロキャリアの故郷は愛媛FCだと勝手ながらに思っています。これからもずっと愛媛FCは僕の大切なクラブであり大好きなチームです!また大街道でパレードが開催されることを心から祈っています。ありがとうございました」

 また、所属元の横浜FMを通してコメントも発表。「このたびヴァンフォーレ甲府に期限付き移籍することになりました。愛媛FCに移籍した時の気持ちを忘れずに、強い覚悟を持って自分自身を奮い立たせ、更に成長した姿を皆さまに見せられるように闘ってきます」と決意を明かしている。

 加えて、来季の新天地となる甲府では、「ヴァンフォーレ甲府に携わる皆様初めまして、横浜F・マリノスから期限付き移籍で加入しました木村卓斗です。素晴らしい街や、熱いファンサポーターの皆様とともに闘えることがとても楽しみです。J1昇格に向けて、攻守ともにアグレッシブに闘います。よろしくお願いいたします」と意気込んだ。

サッカーキング

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