高校選手権の選手宣誓を務めた田中響貴主将、1年次にコロナ禍で部活行えず「辛かった分、この大舞台でプレーを」

2023年12月28日(木)14時45分 サッカーキング

名古屋・田中響貴主将[写真]=金田慎平

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 第102回全国高校サッカー選手権大会の開会式が28日に行われ、選手宣誓を務めた名古屋(愛知)の田中響貴主将(3年)が開会式後にメディアからの質問に回答。新型コロナウイルスの影響によって、部活動が行えなかった期間を振り返った。

 名古屋の田中主将は、選手宣誓のなかで、日頃から支えてくれる周囲の人への感謝とともに、「第102回を数える今大会は、久しぶりにみんなの声がスタジアムに戻ってきます」と、前大会まで条件付きだった『声出し応援』の解禁についても言及。そして、「振り返れば、僕たちの青春は順風満帆とはいえず、思うようにサッカーができない日々の連続で、それはまさに苦難のときでした。しかし、ここにいる誰もが諦めることなく、今日この日にたどり着くことができました」と、話していた。

 開会式後に行われたメディア取材で、『僕たちの青春は順風満帆』ではなかったことについて、質問を受けた田中主将は、「1年生のとき、新型コロナウイルスの影響で部活がまったくできない期間がありました。その期間は短かったですけど、サッカーができなかったことが辛かったです」と振り返り、「『辛かった分、この大舞台でプレーできたらいいな』という思いを選手宣誓に込めました」と話していた。

 なお、力強く、よどみなく選手宣誓を行い、大役を見事に務めあげた田中主将だが、自己評価は『80点』。「最後の『スポーツは世界を平和にします』は、本来『スポーツは世界に平和をもたらします』でした。そこを少し間違ってしまったので…『80点』でお願いします(笑)」と話していた。

 田中主将を擁する名古屋は、12月29日に初戦の1回戦で日章学園(宮崎)と対戦する。


【動画】名古屋・田中響貴主将の選手宣誓

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