2019年「スポーツ界の新星」に迫る(3)ソフトバンク高橋礼が「異次元」なワケ

12月30日(月)18時0分 アサ芸Biz

髙橋礼

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 プロ野球界では「アンダースローなのに豪速球」という異例の投手が登場した。福岡ソフトバンクホークスの高橋礼だ。
 
 188センチという上背に恵まれながら、そのアドバンテージに逆らうように地面スレスレの下手から放たれる最速146キロの豪速球が武器。その軌道は「ライジングボール」と呼ばれ、打者の手元で浮き上がるから始末が悪い。昨年は0勝1敗ながら、入団2年目の今季は12勝を挙げ、パ・リーグの新人王に輝いた。12月9日の契約更改では1400万円から5000万円へと年俸も大幅増だ。

「3月31日の西武戦で初勝利を挙げると、シーズンを通してローテーションを守り、最終的に23試合登板で12勝をマーク(6敗)。日本代表にも選出され、11月に行われたプレミア12では侍ジャパンの切り札として活躍、その変則的な投球フォームで世界を驚かせました。地上からわずか3センチ、時には右手が地面に触れてしまうことすらあるという“極低”のアンダースローですが、高橋がこのフォームに変えたのは中学2年生の冬。オーバースローで結果が出なかったためコーチから試しに下から投げるようにアドバイスされ、その後少しずつ腕の位置が下がり、現在の低さになったのは『高校3年生くらい』だと本人は話しています。近年のサブマリン投手には元ロッテの渡辺俊介、楽天と契約した元西武の牧田和久がいますが、見た目以上に速いと言われた彼らでも最大球速は130キロの中盤止まり。高橋の球がいかに異次元かがわかります」(スポーツライター)

 体に負担がかかることから学生野球では敬遠されがちなアンダースローだが、高橋の場合はこれまで肩などに大きな怪我を経験したことがないという。

「令和のサブマリン」「絶滅危惧種」「ライジング礼」など様々な異名を冠され、一気に全国区となった高橋。大舞台で結果を残す心臓の強さもあることから、来年は五輪での活躍、そして山田久志以来の“下手投げの最多勝利投手”にも期待できそうだ。

(木村慎吾)

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