アトレティコ、J・フェリックス&モラタ弾でリーグ戦4試合ぶりの白星!…暫定3位に浮上

2022年12月30日(金)10時12分 サッカーキング

アトレティコ・マドリードがエルチェに2発完勝! [写真]=Getty Images

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 ラ・リーガ第15節が29日に行われ、アトレティコ・マドリードとエルチェが対戦した。

 リーグ戦では中断前の直近3試合で未勝利、チャンピオンズリーグ(CL)でもグループステージ最下位に終わるなど、低調なシーズン前半戦を過ごしたアトレティコ・マドリード。リーグ再開初戦を勝利で飾り、後半戦での巻き返しに向けて好発進を切ることはできるだろうか。この日は本拠地『ワンダ・メトロポリターノ』に、今シーズン未だ勝利がない最下位エルチェを迎えた。

 ともに3バックの形でスタートしたゲームは、中盤での激しい攻防が目立つ展開に。その中でもやや主導権を握ったのはアトレティコ・マドリード。FIFAワールドカップカタール2022でも躍動したアントワーヌ・グリーズマンがピッチ上を精力的に動き回りつつ、前線に入ったジョアン・フェリックスとアルバロ・モラタらが起点となりチャンスの糸口を探っていく。

 37分、敵陣中央でボールを引き出したJ・フェリックスが巧みな反転で相手DFと入れ替わり、ボックス手前まで侵入して左足を振り抜いたが、強烈なシュートは惜しくも枠の右へ外れた。続く44分には最終ラインからのロングフィードで相手DFラインの背後に抜け出したモラタがボックス手前でゴンサロ・ベルドゥと交錯。オンフィールド・レビューの結果、このプレーが決定機阻止と見なされ、ベルドゥにはレッドカードが提示された。

 数的優位となったアトレティコ・マドリードだったが、53分にアクシデント。相手選手に強烈なスライディングタックルを見舞ったマリオ・エルモソがこの日2枚目のイエローカードを提示され、レッドカードで退場に。ホームチームは早々と数的優位のアドバンテージを失った。

 それでも56分、アトレティコ・マドリードが先制に成功する。敵陣中央での細かいパス交換から素早く右サイドのスペースに展開すると、後方から走り込んだマルコス・ジョレンテがダイレクトでゴール前にクロスを供給。一度は相手DFのブロックに阻まれるも、こぼれ球に素早く反応したグリーズマンがライン際から中央に浮き球を送り、最後はフリーのJ・フェリックスが頭で押し込みゴールネットを揺らした。

 73分にはホームチームに追加点。ドリブルで敵陣内に持ち運んだグリーズマンが相手DFラインの背後にスルーパスを送ると、これに反応したのはモラタ。右サイドの深い位置からカットインでボックス内に侵入し、最後は左足でシュートを放つと、相手DFに当たって高く浮かび上がったボールが枠内に収まりネットを揺らした。

 エルチェは89分に右CKから決定機を作り出すも、ペドロ・ビガスが至近距離から放ったシュートはアトレティコ・マドリードの守護神ヤン・オブラクがスーパーセーブ。直後にはピッチ中央でモラタを倒したドミンゴス・クイナがこの日2枚目のイエローカードを提示され退場に。その後スコアは動かず、試合はそのまま2−0で終了。リーグ戦4試合ぶりの勝利を手にしたアトレティコ・マドリードがラ・リーガ暫定3位に浮上した。

 次節、アトレティコ・マドリードは来年1月8日にホームでバルセロナと、エルチェは同月6日にホームでセルタと対戦する。

【スコア】
アトレティコ・マドリード 2−0 エルチェ

【得点者】
1−0 56分 ジョアン・フェリックス(アトレティコ・マドリード)
2−0 73分 アルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)

サッカーキング

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