ついに最古参のベテランも離脱。ウィンケルホックとハーゼがアウディスポーツと袂を分かつ

2024年12月31日(火)19時8分 AUTOSPORT web

 アウディのワークスドライバーとして長年活躍してきた、クリストファー・ハーゼとマーカス・ウィンケルホックがアウディスポーツを離れることが分かった。


 インゴルシュタットのブランドから離脱するふたりのドイツ人ドライバーは、ポルシェに移籍したリカルド・フェラーとともに、アウディがカスタマーレース・プログラムを終了なかで他の多くの才能あるドライバーが去ったあと、アウディスポーツに残る最後のドライバーのひとりだと考えられていた。


 フェラーの離脱が明らかになったあと、アウディは同社でもっとも長く在籍したふたりのドライバーであるハーゼとウィンケルホックについても、契約を解消したとアナウンスした。


 ウィンケルホックはアウディで17年間活躍。2011年にドイツメーカーと契約をかわしたハーゼも14年にわたってファクトリードライバーを務めてきた。

2012年のニュルブルクリンク24時間レースで優勝した、アウディスポーツ・チーム・フェニックスの3号車アウディR8 LMSウルトラ(フランク・スティップラー/クリストファー・ハーゼ/マルク・バッセン/マーカス・ウィンケルホック組)


 ふたりはニュルブルクリンク24時間レースにおいて2012年と2014年の2度優勝を果たし、2017年にはスパ・フランコルシャン24時間レースのウイナーに。また2021年のインディアナポリス8時間レースでも優勝ドライバーとなっている。


 さらにハーゼとウィンケルホックは、2024年初めに延期されていたミシュラン24Hドバイで優勝したイースタレント・レーシングのラインアップを牽引した。


 これとは別に、37歳のハーゼは2012年にチームWRTでブランパン耐久シリーズのタイトルを獲得している。


 ウィンケルホックは2017年にニュル24時間で自身3度目の優勝を果たし、同年にIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジのドライバーズチャンピオンに輝いた。44歳の彼はこのほか、アプト・スポーツラインやチーム・ロズベルグといったチームでDTMドイツ・ツーリングカー選手権のレギュラーとしても4シーズン戦った。

2018年IGTC第3戦鈴鹿10時間で3位表彰台を獲得したマーカス・ウィンケルホック/ケルビン・ファン・デル・リンデ/クリストファー・ハーゼ組(アウディスポーツ・チーム・アブソリュート・レーシング)
2021年のインディアナポリス8時間を制したアウディスポーツ・チーム・サンテロック・レーシングの25号車アウディR8 LMSエボ
ミシュラン24Hドバイで優勝したマーカス・ウィンケルホック(左からふたりめ)とクリストファー・ハーゼ(中央)




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