2023Jリーグ、都道府県別注目すべき選手&クラブ【関東編】

2022年12月31日(土)16時0分 FOOTBALL TRIBE

写真:Getty Images

2022FIFAワールドカップカタール(カタールW杯)にて、サッカー日本代表は2度のサプライズ(強豪ドイツとスペインに逆転勝利)を起こし、ベスト16にまで進出。日本中を大いに沸かせたが、ベスト8を懸けたクロアチア戦でPK戦の末に惜しくも敗れた。


W杯試合後、日本代表のDF長友佑都(FC東京)はファンにこう呼び掛けている。「ここにいる選手たちは、Jリーグで育って海外でプレーしている選手たちです。これから日本サッカーの発展のため、Jリーグをもっと盛り上げていかなければいけない。皆さんのお住まいの地域にJリーグのチームがあると思うので、ぜひ応援してもらえたらと思います」


日本代表がさらに強くなるには、Jリーグの競争力向上が欠かせない。そこでここでは、全都道府県別に注目すべきサッカー選手及びクラブをご紹介して行きたい。


皆さんの住む都道府県には、必ずプロかそれに準ずるサッカークラブが存在する。日本代表の姿に心が揺さぶられた人は、ぜひ1度観戦に行ってみてほしい。なお、Jリーグ所属クラブがある都道府県は各クラブ1人ずつ(12月24日時点で契約更新済みの選手から選出)を、Jクラブのない県はJリーグを目指すクラブを紹介している。


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鹿島アントラーズ DF植田直通 写真:Getty Images

茨城県


鹿島アントラーズ(2023J1リーグ)


スタジアム


  • 県立カシマサッカースタジアム:茨城県鹿嶋市神向寺後山26-2

注目選手


  • 植田直通(うえだ・なおみち)DF

茨城県のJ1クラブ、鹿島アントラーズ。注目選手には、186cmの高さと身体の強さを併せ持ち、日本代表としても16試合の出場記録を持つCB(センターバック)植田直通を挙げる。所属したニーム・オリンピック(2021-2022)では定位置を掴みきれなかったが、強度は間違いなく日本人トップクラスだ。




水戸ホーリーホック GK山口瑠伊 写真:Getty Images

水戸ホーリーホック(2023J2リーグ)


スタジアム


  • ケーズデンキスタジアム水戸:茨城県水戸市小吹町2058-1

注目選手


  • 山口瑠伊(やまぐち・るい)GK

茨城県のJ2クラブ、水戸ホーリーホック。フランス、スペインで経験を積んできたGK山口瑠伊は、ついに安住の地を見つけた。加入した2022シーズンは34試合に出場。クラブ初のJ1昇格に向けては、新たに複数年契約を結んだこの守護神の活躍が欠かせない。




栃木SC FW矢野貴章 写真:Getty Images

栃木県


栃木SC(2023J2リーグ)


スタジアム


  • 栃木県グリーンスタジアム:栃木県宇都宮市清原工業団地32

注目選手


  • 矢野貴章(やの・きしょう)FW

栃木県のJ2クラブ、栃木SC。FW矢野貴章は、2010年南アフリカW杯で日本代表に選出され、カメルーン戦で出場を果たした名選手だ。38歳となった2022シーズンも空中戦の強さは健在で、かつ守備への貢献も見逃せない。同シーズンJ2第32節の秋田戦では、豪快なオーバーヘッドでゴールを記録した。




ザスパクサツ群馬 FW佐藤亮(当時ギラヴァンツ北九州)写真:Getty Images

群馬県


ザスパクサツ群馬(2023J2リーグ)


スタジアム


  • 正田醤油スタジアム群馬:群馬県前橋市敷島町66

注目選手


  • 佐藤亮(さとう・りょう)FW

群馬県のJ2クラブ、ザスパクサツ群馬。注目選手は新加入のFW佐藤亮。2022シーズンJ3のギラヴァンツ北九州で8得点を挙げ、チーム得点王となったストライカーである。技術が高く「戦える選手」で、J2でも二桁得点を狙えるだけの素質は十分にある。




浦和レッズ MF岩尾憲 写真:Getty Images

埼玉県


浦和レッズ(2023J1リーグ)


スタジアム


  • 埼玉スタジアム2022:埼玉県さいたま市緑区美園2-1

注目選手


  • 岩尾憲(いわお・けん)MF

埼玉県のJ1クラブ、浦和レッズ。2022シーズン徳島ヴォルティスから期限付き加入したMF岩尾憲は、ボール奪取能力に優れ、チーム全体の安定感を向上させられる経験豊富な舵取り役だ。徳島時代からの恩師でもあるリカルド・ロドリゲス監督(2021-2022浦和)はチームを離れたが、2023シーズン浦和への完全移籍を選択した。来季途中には35歳となるが、チームにとって重要な選手となることは間違いない。




大宮アルディージャ MF柴山昌也 写真:Getty Images

大宮アルディージャ(2023J2リーグ)


スタジアム


  • NACK5スタジアム大宮:埼玉県さいたま市大宮区高鼻町4

注目選手


  • 柴山昌也(しばやま・まさや)MF

埼玉県のJ2クラブ、大宮アルディージャ。MF柴山昌也は、ユースから同クラブで育つ生え抜きだ。2022シーズンはチームがJ2残留争いに巻き込まれたなかで、3得点8アシストを記録した。ドリブルに加えてパスセンスにも優れ、観ていてワクワクする選手である。


柏レイソル DFジエゴ(当時サガン鳥栖)写真:Getty Images

千葉県


柏レイソル(2023J1リーグ)


スタジアム


  • 三協フロンテア柏スタジアム:千葉県柏市日立台1-2-50

注目選手


  • ジエゴ/DF

千葉県のJ1クラブ、柏レイソル。サガン鳥栖からの新加入となるブラジル人DFジエゴは、2022シーズン主力を担ったDF陣(上島拓巳、高橋祐治、大南拓磨)が相次いでチームを離れた大きな穴を埋めうる選手。徳島ヴォルティス(2019-2021)サガン鳥栖(2022)と、2年連続でJ1の主力を担い、3バックの左、左SB(サイドバック)、左WB(ウイングバック)を務められる。




ジェフユナイテッド市原・千葉 DF新井一耀 写真:Getty Images

ジェフユナイテッド市原・千葉(2023J2リーグ)


スタジアム


  • フクダ電子アリーナ:千葉県千葉市中央区川崎町1-20

注目選手


  • 新井一耀(あらい・いっき)DF

千葉県のJ2クラブ、ジェフユナイテッド市原・千葉。地元出身のDF新井一耀は、同クラブで4シーズン目を戦った2022シーズン、CBとしての守備力だけでなく得点力までも開花させた。見どころは1対1の粘り強さ、そしてセットプレーでのポジショニング。来季は、2022シーズンの8得点を超えられるか。




FC東京 MF松木玖生 写真:Getty Images

東京都


FC東京(2023J1リーグ)


スタジアム


  • 味の素スタジアム:東京都調布市西町376-3

注目選手


  • 松木玖生(まつき・くりゅう)MF

東京都のJ1クラブ、FC東京。MF松木玖生は、高卒ルーキーながら2022シーズン開幕節の川崎フロンターレ戦からスタメン出場。その後も継続的に、計31試合でプレーした。チームのボランチの選手では、もっとも出場試合数の多い選手となっている。総合力が高く、年代別日本代表の常連でもある。




東京ヴェルディ MF梶川諒太 写真:Getty Images

東京ヴェルディ(2023J2リーグ)


スタジアム


  • 味の素スタジアム:東京都調布市西町376-3

注目選手


  • 梶川諒太(かじかわ・りょうた)MF

東京都のJ2クラブ、東京ヴェルディ。MF梶川諒太はパスセンスに優れ、2022シーズンは8アシストを記録した。多くの選手が出場機会を得たシーズンとなったが、そのなかで35試合にスタメン出場。ヴェルディ愛を感じさせてくれる選手でもある。




町田ゼルビア MF髙江麗央 写真:Getty Images

町田ゼルビア(2023J2リーグ)


スタジアム


  • 町田GIONスタジアム:東京都町田市野津田町2035

注目選手


  • 髙江麗央(たかえ・れお)MF

東京都のJ2クラブ、町田ゼルビア。MF髙江麗央は2022シーズン、ボランチの1stチョイスとして、38試合にスタメン出場した。ゲームコントロール能力の高さと視野の広さを持ち、美しさを感じるキックは一見の価値あり。


横浜F・マリノス FW西村拓真 写真:Getty Images

神奈川県


横浜F・マリノス(2023J1リーグ)


スタジアム


  • 日産スタジアム:神奈川県横浜市港北区小机町3300

注目選手


  • 西村拓真(にしむら・たくま)FW

神奈川県のJ1クラブ、王者となった横浜F・マリノス。FW西村拓真は、2021シーズンまでは純粋なストライカーだったが、2022シーズンはトップ下にコンバート。豊富な運動量とポジショニングの良さで重要な役割を担った。得点力も失われず、二桁得点を達成した。




川崎フロンターレ DF大南拓磨(当時柏レイソル)写真:Getty Images

川崎フロンターレ(2023J1リーグ)


スタジアム


  • 等々力陸上競技場:神奈川県川崎市中原区等々力1-1

注目選手


  • 大南拓磨(おおみなみ・たくま)DF

神奈川県のJ1クラブ、川崎フロンターレ。注目選手には、新加入となるDF大南拓磨を。2022シーズンは柏レイソルで本職のCB以上に右WBとしてプレー機会を得て、幅を広げた。川崎の選手層は厚いが、ユーティリティプレーヤーとして重宝されそうだ。




湘南ベルマーレ FW町野修斗 写真:Getty Images

湘南ベルマーレ(2023J1リーグ)


スタジアム


  • レモンガススタジアム平塚:神奈川県平塚市大原1-1

注目選手


  • 町野修斗(まちの・しゅうと)FW

神奈川県のJ1クラブ、湘南ベルマーレ。FW町野修斗は、出場機会こそ訪れなかったが、数少ない国内組のカタールW杯戦士だ。2022シーズンは1800分にも満たない出場時間でリーグ2位の13得点を記録。右足、左足、頭とどこでもネットを揺らせ、来季さらに得点を上積みできれば日本代表定着も見えてくる。




横浜FC DF岩武克弥 写真:Getty Images

横浜FC(2023J1リーグ)


スタジアム


  • ニッパツ三ツ沢球技場:神奈川県横浜市神奈川区三ツ沢西町3-1

注目選手


  • 岩武克弥(いわたけ・かつや)DF

神奈川県のJ1クラブ、横浜FC。DF岩武克弥は身長173cmと高さはないが、ディフェンスリーダーとして2022シーズンCB陣でもっとも出場機会を得た。チームはJ1昇格を果たし、岩武自身はこのオフに結婚を発表し、公私ともに充実。クラブはJ1での戦いに向け大型補強を敢行しているが、岩武の闘志溢れるプレーは必要不可欠だ。




Y.S.C.C.横浜 DF藤原拓也(当時アスルクラロ沼津)写真:Getty Images

Y.S.C.C.横浜(2023J3リーグ)


スタジアム


  • ニッパツ三ツ沢球技場:神奈川県横浜市神奈川区三ツ沢西町3-1

注目選手


  • 藤原拓也(ふじわら・たくや)DF

神奈川県のJ3クラブ、Y.S.C.C.横浜。DF藤原拓也は、アスルクラロ沼津(2015-2019)ガイナーレ鳥取(2020-2021)とキャリアを積んだCBで、2022シーズンから新加入となったY.S.C.C.横浜でも中心選手に。28試合に出場するとともに、近頃は動画編集の勉強にも励んでいるという。




SC相模原(2023J3リーグ)


スタジアム


  • 相模原ギオンスタジアム:神奈川県相模原市南区下溝4169番

注目選手


  • 安藤翼(あんどう・つばさ)MF

神奈川県のJ3クラブ、SC相模原。同クラブが誇る攻撃の「翼」ことMF安藤翼。スタメン出場よりも途中出場が多い2022シーズンとなったが、4得点2アシストを挙げ、J3リーグ最下位に沈んだチームの貴重な得点源となった。

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