富士山はひとつじゃない! 初夢に出てきてほしい全国の「ご当地富士」をご紹介

2018年1月1日(月)17時0分 Jタウンネット


初夢に見ると縁起が良いとされるのは、「一富士、二鷹、三なすび」。全国には日本一の富士山にあやかって「○○富士」と呼ばれ、地元の人々に親しまれている山が300以上あるという。


ご当地富士でも夢に出てきたら縁起が良さそうだということで、Jタウンネット編集部は、全国のご当地富士を勝手にピックアップ! さっそく北から順に紹介していこう。


蝦夷、日光、八丈...円すい形が美しい


北海道を代表する山のひとつ、羊蹄山(ようていざん)は、標高1898メートル。富士山のような優美な姿から「蝦夷(えぞ)富士」と呼ばれている。


青森県にある標高1625 メートルの岩木山は、「津軽富士」と呼ばれている。裾野一帯は、日本最大のリンゴ産地だ。


岩手県の最高峰、二つの火山からなる岩手山は、「南部片富士」の名で知られる。標高2038メートル。


秋田県と山形県の県境に位置する鳥海山は、「出羽富士」と呼ばれる。秋田県では「秋田富士」、山形県では「庄内富士」とも呼ばれて親しまれている。標高2236メートル。


栃木県にある男体山は、「日光富士」や「下野(しもつけ)富士」と呼ばれている。標高2486メートル。中禅寺湖の北岸にそびえ、どこから見ても円すい形の美しさが特長だ。


東京都にもご当地富士はある。八丈島にある西山は、別名「八丈富士」。標高854メートルで伊豆諸島の最高峰だ。


山岳信仰の対象だった場所が多い


ほかにも、滋賀県の三上山(標高432メートル)は「近江(おうみ)富士」。兵庫県の角山(標高374m)は「有馬富士」。奈良県の額井岳(標高816メートル)は、「大和富士」。和歌山県の龍門山(標高756メートル)は「紀州富士」。香川県の飯野山(標高422メートル)は「讃岐(さぬき)富士」。徳島県の高越山(こうつざん/標高1133メートル)は「阿波富士」。鳥取県の大山(だいせん/標高1709メートル)は「伯耆(ほうき)富士」。熊本県の米塚(よねづか/標高954メートル・高さ80メートル)は「阿蘇富士」。鹿児島県の開聞岳(標高924メートル)は「薩摩富士」......と挙げればきりがない。


全国のご当地富士を調べてみると、昔から神が宿ると言い伝えられ、山岳信仰の対象となってきたという山が多く、地域の守り神として人々の心の支えになってきたことがわかった。


また、富士山のような円すい形の山容に関連した逸話もあり、例えば、香川県の飯野山には「おじょも」という巨人伝説が伝わっている。山をつくるのが得意なおじょもが飯野山をつくったとされ、山頂にはおじょもの足跡もあるとか。


熊本県の米塚には、その名前の由来となる伝説が残っている。阿蘇神社に祭られている神様が収穫した米を積み上げて山をつくり、頂上のくぼみは米を手ですくって貧しい人々に分け与えた跡だとされているそうだ。


山の形が富士山に似ていたり、似ていなくてもその土地で崇められている山だったりと富士の名がつく理由はそれぞれだが、どの山も見れば見るほどありがたい気持ちになってくる。みなさんの初夢に、富士山があらわれますように。

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