成田山の初詣で絶対外さない「王道グルメ」6選! うなぎの老舗『川豊』、鮨の名店、絶品みやげも

2024年1月1日(月)10時50分 食楽web


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●歴史を感じる成田山新勝寺の参道は名物グルメの宝庫。初詣のついでに立ち寄りたい、手に入れたい「名物グルメ」5選を地元出身ライターが厳選してお届け!

 お正月の参拝客数ランキング2位を誇る「成田山新勝寺」。江戸時代から門前町として栄えた歴史深き表参道には、当時の面影を残す建物が点在し、古き良き参道の雰囲気を感じることができます。

 そこには、150店以上の飲食店や土産物屋が軒を連ね、成田ならではの名物グルメや甘味処、土産ものがたくさん揃います。そこで地元の人も愛してやまない王道の「名物グルメ」5選を地元出身ライターがご紹介。ぜひ、参拝の際の参考にしてみてください。

成田グルメの鉄板はうなぎ! 老舗の風情も楽しめる『川豊』のうな重


歴史建造物でもある『川豊 本店』の外観

 成田は利根川や印旛沼の川魚が豊富に採れる地域でした。そのため、現在も成田グルメといえば“鰻”といわれるほど、参道には約60店もの鰻店が並んでいます。

 その中でも常に行列ができる人気店が、明治43年創業の『川豊 本店』。参道に漂う鰻の香ばしい香りに誘われて行くと、店先で職人が鰻を捌き、丹念に焼きあげる姿を見ることができます。


「白焼」をおつまみに

 趣のある建物はその昔、「旅籠」として活用されていたもの。風情ある広い座敷には鰻重を頬張る多くの人で賑わい、ビールに白焼などつまみながらうな重を待つのも乙ですよ。


「上うな重」3900円 ※きも吸い別途200円

 こちらの鰻は、主に鹿児島県大隅産や愛知県三河産のもの。箸で切れるほどふっくらと柔らかく、口の中でほろほろとろける食感。創業から継ぎ足し続けた伝統のタレは上品な甘みとコクがあり、鰻の旨みを引き立てます。この味わい、待つ価値あり!

●SHOP INFO

川豊 本店

住:千葉県成田市仲町386
TEL:0476-22-2711
営:10:00〜17:00(L.O.)
休:なし(不定休あり)

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ネタがデカい! 職人の粋もいい老舗の江戸前鮨『成田江戸ッ子寿司』


左から「生ダコ」、「中とろ」、「小肌」。ネタが大きい!

 威勢のいい板前さんの声で心地よく出迎えてくれる昭和13年創業『成田江戸ッ子寿司』は、参道で一番古い老舗の江戸前寿司店です。

 長いカウンターの上のケースには、成田の市場から仕入れた新鮮な魚介がずらり。その数、およそ30種類。東京の寿司屋にも負けない豊富さで、握りに刺身、オススメの一皿でいただくもよし。板前さんと会話を弾ませて、寿司屋ならではの雰囲気も味わえます。

 ぜひ、板前さんに今の旬のおすすめを聞いてみてください。今の時期なら金目鯛や生ダコ、白子やあん肝がオススメ。江戸前らしい大きなネタの寿司はまさに口福。シャリが見えないほど分厚い名物の「玉子」も圧巻。三つ葉とエビ入りの繊細な美味しさを感じます。外国人観光客も多い成田。カウンターで隣りあったら、会話を弾ませるのも通な寿司の楽しみ方です。

●SHOP INFO

成田江戸ッ子寿司 参道本店

住:千葉県成田市花崎町536-10
TEL:0476-22-0530
営:11:30〜14:30(L.O.)、17:00〜22:00(L.O.2130)
休:なし

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老舗の味をお持ち帰り! 「王道の成田みやげ」4選

 地元の人に長く親しまれているお煎餅屋。それが成田山新勝寺へ向かう坂の途中にある、創業100年を超える老舗『林田のおせんべい』です。国産のコシヒカリなどを使い、生地から手作りしたお煎餅は、特製醤油味の「堅焼き」や「みそピーナッツ」味、良質なもち米を使った「かきもち」など、とにかく多彩!

 今回選んだのは、年明けに縁起が良さそうな「福耳柿餅」。これが驚くほど、ふんわり、サクサク。渦巻き状に青のりが入っているため、甘醤油味にほんのりと青のりが香り、とまらないおいしさです。

地元で愛される明治創業の成田銘醸『長命泉』

 成田の酒蔵といえば『長命泉』。創業は明治5年、表参道に蔵元直売店を構え、店の裏手で酒造りが行われています。「長命泉」という名は、酒蔵の井戸水が“おいしい良い水だ”“百薬の長だ”と評判になり、「長命延命霊力の酒」という意味を込めて「長命」と名付けたのが始まりだそう。


冷やも熱燗もイケる代表銘柄「吟醸辛口」や、成田山表参道の地下を流れる水で作られた「成田霊水」など種類も豊富!

「長命泉」は食中酒で、すっきりと軽やかな淡麗辛口の味わい。大吟醸酒や新酒、燗酒などで酵母の香りが立っている酒や、甘みがある酒など、10種類以上の銘柄が店頭に並んでいます。

 店内で試飲もできるので、まずはいろんな酒を味わってみるのもオススメ。毎年11〜12月にできる「新酒」は年末年始の人気酒! これを目がけて買いに訪れる人もいるそうなので、手に入れてみてはいかが。

●SHOP INFO

蔵元直売店・長命泉

住:千葉県成田市上町540
TEL:0476-22-8417
営:10:00〜19:00(日曜は〜18:00)
http://www.chomeisen.jp/

成田を代表する和菓子の名店『なごみの米屋』の「ぴーなっつ最中」

 成田のお土産といえば、羊羹と和菓子で有名な『なごみの米屋』。成田の人は羊羹なら「とらや」ではなく、『米屋』というほど愛され続けているブランドです。米屋の始まりは、成田山新勝寺の精進料理“栗羹”をヒントに考案した「栗羊羹」にあるそう。


パッケージも可愛い「ぴーなっつ最中」8個詰・1450円 ※バラ売りもあり

 お正月の店頭にたくさん並ぶ人気商品のひとつが、「生栗むし羊羹」。作りたてなので日持ちは2日ほど。しかし独特の柔らかさと絶妙な甘さ、たっぷり入った栗の風味が口の中で混ざり合います。

『米屋』の一番人気はやはり、ピーナッツの甘煮とペースト入りの餡が入った「ぴーなっつ最中」。パッケージも可愛いので、お土産に最適。店内にはお茶処もあるので、参拝で疲れたらふらりと立ち寄ってみてください。

●SHOP INFO

なごみの米屋 總本店

住:千葉県成田市上町500
EL:0476-22-1661
営:8:00〜18:00 (元日は0時〜18:00まで営業)
休:なし

豆にこだわる大判焼き専門店『金時の甘太郎』


『金時の甘太郎』の大判焼き

 表参道の入り口から数分歩いた左手に見えてくるお店が、創業68年の『金時の甘太郎焼』。「あずきあん」と「しろあん」の2種類のみで勝負する大判焼きの名店です。

 北海道の農場で作られた厳選の餡だけを使用。「あずきあん」は自ら栽培した小豆を丁寧に炊いたつぶあん、「しろあん」は生産農家が少ない希少な「大手亡」を使っています。

 大判焼きの主役はやはり、あんこ。『甘太郎』では、北海道の農場で作られた厳選のあんこだけを使っており、毎年7月下旬から8月いっぱい店を休んで北海道に赴くこだわりよう。


[食楽web]

「あずきあん」は自ら栽培した小豆を丁寧に炊いた、粒立ちしたつぶあん。「しろあん」は白インゲン豆の一種で、生産農家が少ない希少な「大手亡」を使っています。豆の形をしっかり残しつつ、トロトロと舌ざわりの良いあんこが口の中で優しく溶けていきます。

 外はパリっ、中はしっとりの生地とあんこが混ざり合い、なんとも至福。焼き立てを食べ歩くのがおすすめですが、お土産にしておうちで軽く焼いて食べでもおいしいですよ。

●SHOP INFO

金時の甘太郎

住:千葉県成田市花崎町525
TEL:0476-22-0823
営:9:00〜売り切れまで
休:なし  ※7月下旬〜8月末まで休業

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