1都3県「成人式」中止相次ぐ…分散・縮小で開催も

2021年1月6日(水)15時15分 リセマム

東京都新宿区

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政府は2021年1月7日、首都圏1都3県に緊急事態宣言を出すか決定するが、成人式開催を1月11日に控える自治体では対応に追われている。横浜市は2会場で各4回に分けて実施、千葉市では式典を中止し事前収録した動画を公開する。

 東京都は各区で対応は異なるが、新宿区は「はたちのつどい」を1月11日に開催する(1月5日現在)。飲食を伴う祝宴をなくし、式典を簡素化し感染予防に万全を期して実施。当初、新宿京王プラザホテルで開催予定だったが、新宿住友ビル「三角広場」と大規模な会場へ変更し、2部制による分散開催とする。渋谷区も感染予防対策を十分に講じたうえで、規模を縮小した式典を2回に分けて開催する(1月6日現在)。

 一方、千代田区や世田谷区は会場に集う形式を中止し、ライブ配信を行う。目黒区は2部制で開催する準備を進めていたが中止を決めている。後日Webサイトでお祝いメッセ—ジなどを掲載する予定。そのほか、江東区、墨田区、大田区など都内の多くの区で会場開催の中止を決めている。大田区では区役所や区施設に記念写真撮影スポットを1月11日〜1月31日に設置。事前申込制で詳細は決まり次第Webサイトで知らせる。

 横浜市は、1月11日に予定通り成人式を開催(1月6日現在)。横浜アリーナおよびパシフィコ横浜ノースの2会場で、地区ごとに各4回開催する。感染リスクのある家族がいるなどの理由で会場参加を見送る新成人のために、横浜市のWebサイトで式典映像をオンライン配信する。

 千葉市は1月11日に千葉ポートアリーナを会場に予定していた「成人を祝う会」を中止し、式典内容の動画コンテンツを千葉市公式YouTubeにてオンライン配信する。さいたま市も、さいたまスーパーアリーナで成人式を予定していたが、オンライン開催へと開催方法を変更する。

 そのほかの政令指定都市では、川崎市が予定通り「成人の日を祝うつどい」を1月11日に開催する(1月5日現在)。会場は川崎市とどろきアリーナで、午前、昼、午後の3部制。相模原市は「相模原市はたちのつどい」を1月11日に、「杜のホールはしもと」「相模原市民会館」「相模女子大学グリーンホール」の3会場で予定通り開催(1月5日現在)。各会場で地域ごとに4〜5部制と式典回数を増やして行う。

 成人式を開催する自治体は、会場内でのマスク着用、入場時の検温、入場時や退場時のソーシャルディスタンスの確保、式典開催前後の会食を控える、「接触確認アプリ(COCOA)」や「LINEコロナお知らせシステム」の登録など、感染拡大防止の協力を求めている。また、感染状況により変更になる場合もあるため自治体の情報確認が必要。

リセマム

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