禁煙徹底によりがん患者は20%減少、病気にならない生活習慣

1月7日(火)6時0分 女性自身

「高齢化の影響で健康への関心はますます高まりを見せています。健康情報はあふれているものの、意外と知らないことや、思い込みのままでいること、昔は黒だと考えられていたことが今では白になっていたり、その逆といった情報も少なくありません」



大人気ドラマ『ドクターX』シリーズ(テレビ朝日系)の医療監修も務める、医師で医療ジャーナリストの森田豊先生はこう話す。森田先生は、エビデンス(科学的根拠)に基づいた最新の健康情報を知ってもらうためにも、いろんな場面で、クイズ形式で正しい知識を紹介するようにしているという。



そんな森田先生が、がんにまつわる2択クイズを出題。健康寿命を目指すための知識を取り入れて、2020年をもっとイキイキ過ごそう!



【Q1】就寝時の特徴で、がんになりやすいのは?


寝相が悪い or いびきをかく



正解は、いびきをかく。「ハーバード大学が10万人を対象に行った調査で、いびきをかく人は、そうでない人に比べて大腸がんのリスクが1.4〜2倍増加するという結果が出ています。いびきをかく人は睡眠時に脳が酸欠状態になりやすく、悪性腫瘍が増殖しやすいと推測されています」(森田先生・以下同)



【Q2】遺伝が原因でがんになる人は、がん患者全体の何%?


25% or 5%



正解は、5%。「『がんは遺伝する』と思っている人もいますが、遺伝性のがんは全体の5%程度。比較的遺伝性が高いと考えられている乳がん、卵巣がん、大腸がんでも10%程度。生活習慣に留意することでがんを予防することも多いのです」



【Q3】禁煙の徹底により、がん患者はどれくらい減る?


20% or 50%



正解は、20%。「喫煙者と同じ空間にいて空気を吸う受動喫煙も含め、たばこは肺がん、咽頭がんなどの大きな要因です。禁煙が徹底されることで、がん患者の2割は減る計算になります。また、本人が吸い込むより、周囲の人が吸い込む副流煙のほうが、リスクが上がります」



【Q4】1日にどれくらい座っているとがんになりやすい?


4時間以上 or 8時間以上



正解は、4時間以上。「米国・カンザス州立大学が26万人を対象に行った調査では、1日4時間以上座っている人は、それ以下の人に比べてがん全般の発症率が大幅に高まることがわかりました。座っている時間が長いと運動量も減少し、体内の血流も悪くなり、がん以外の病気も誘発します」



【Q5】お酒に弱い人が、飲酒によってリスクが高まるのは?


食道がん or 胃がん



正解は、食道がん。「東京大学の研究チームが4,000人を対象に行った研究で、お酒に弱い人が1日に缶ビールを1本以上飲むと、食道がんのリスクが56倍になるという結果が。顔が赤くなる人ほど、体内に発がん物質をため込む傾向があるので、特に飲み会シーズンはご注意を」



【Q6】毎日飲むと肝臓がんリスクが減少するのは?


コーヒー or オレンジジュース



正解は、コーヒー。「毎日コーヒーを飲むと、肝臓がんの発生リスクが半減するという研究結果があります。コーヒーの成分が肝細胞の炎症を抑えると考えられているためです。さらに、女性の場合、1日3杯以上のコーヒーを飲むと、大腸がんの発症リスクが30%低下することもわかっています」



コーヒーや緑茶の、がんや生活習慣病の予防効果は次々と報告されている。食事、運動などの生活習慣でも、新たに解明され、以前とは異なる方法がよいとされていることは多くある。



「野菜から食べる“ベジファースト”を実践している人もいるでしょう。ところが、血糖値の上昇抑制や肥満対策で考えているのであれば、むしろ肉から食べる“ミートファースト”のほうが、血糖値の上昇を抑制し、肥満になりにくいといったことも、最近わかりつつあります」



多くの人が勘違いしている常識や誤っていた情報は、1つずつアップデートを。



「女性自身」2020年1月1日・7日・14日号 掲載

女性自身

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