な、なんだってー!?金星に活火山があるという証拠を科学者が発見

1月7日(火)20時30分 カラパイア

iStock-1019271018_e
estt/iStock

 金星はもしかしたら今でも火山活動があるのかもしれない。ほんの数年前のものと思われる真新しい溶岩の存在を示す科学的証拠が発見されたのだ。

 これが本当ならば、金星は地球と並び、太陽系でも珍しい活火山がある惑星ということになる。
・金星に活火山

 大学宇宙研究協会(USRA)のジャスティン・フィリベルト博士は、「もし金星が今でも活発ならば、惑星内部を解明するために是非とも訪れてみるべき場所になるでしょう」とコメントする。

 「たとえば、惑星が冷却されるプロセスや、地球や金星には活火山があるのに火星にはない理由といったことを研究できます。今後のミッションでは、地表の溶岩流や変化を確認し、火山活動の具体的な科学的証拠を手に入れられるはずです。」

iStock-874503700_e
Inspired by Travel/iStock

・金星、それは火山と溶岩の世界

 NASAの惑星探査機マゼランのレーダー撮像によって、金星が火山と広範囲に広がる溶岩の世界であることが明らかになったのは1990年代初頭のことだ。

 2000年代には、欧州宇宙機関のビーナス・エクスプレスが夜の金星から放出された赤外線を測定し、そこでの火山活動についてさらに新しい知見をもたらした。

 こうしたデータによって、金星には少なくとも過去においては火山があったことが明らかにはなっていたのだが、その年代までははっきりしていなかった。

iStock-1125396386_e
Gabriel GUILLON/iStock

・溶岩の変化がたった数年で生じることを確認

そこでフィルベルト博士らは、金星の熱い二酸化炭素の大気を再現し、これまで金星で見つかった鉱物がそれとどのように反応するのか調査してみた。

 そして判明したのは、玄武岩に豊富に含まれる「かんらん石」が大気と素早く反応し、数週間のうちに磁鉄鉱や赤鉄鉱といった酸化鉄鉱物に覆われることだ。

1_e6
NASA

 さらにビーナス・エクスプレスによって観測されたこうした変化は、わずか数年で生じることも明らかになった。

 つまり金星で発見された溶岩は非常に新しいもので、金星には今でも活火山があるだろうと推測できるということだ。

 この研究は『Science Advances』(1月3日付)に掲載された。

References:Scientists find evidence that Venus has active volcanoes/ written by hiroching / edited by parumo

カラパイア

「金星」をもっと詳しく

「金星」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ