どっちが優秀か徹底比較。業務スーパーと肉のハナマサ「冷凍&チルド食品」5番勝負

2024年1月7日(日)10時46分 食楽web


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●料理がめんどくさい時に重宝する冷凍食品やチルド食品の定番商品5つを『業務スーパー』と『肉のハナマサ』どっちがおすすめか比べてみた

 大晦日の年越しそば、元旦のお雑煮におせちなど、大晦日と元旦にありがたい縁起物を色々と食べて、ついに2024年も本番。さあ色々頑張るぞ! と行きたいところですが、年末年始の長期休みの影響か、料理を作りたくない……。そんな悩みを持っている人が多いのではないでしょうか。

 そんな時に買っておくと便利なのが、冷凍食品やチルド食品です。せっかくなら美味しいのが食べたいですよね。そこで、今回は『業務スーパー』と『肉のハナマサ』で類似商品を5品ずつ厳選して購入。どっちがおすすめかを比べてみました!

【先鋒戦】冷凍ご飯の人気商品「えびピラフ」を食べ比べ!


『肉のハナマサ』の「えびピラフ」(写真左)と、『業務スーパー』の「えびピラフ」(写真右)。業スーの方が若干褐色

 本当はチャーハンor焼き飯で比較したかったのですが、『業務スーパー』は12月現在、取り扱いがなかったので、「えびピラフ」での比較です。

『肉のハナマサ』の「えびピラフ」は、オリジナルブランドの「プロ仕様 えびピラフ」(1kg 598円)。パッケージには「直火の丸釜で炊き上げた米をサクラエビエキスとチキンエキスで仕上げました。他の魚介類を加えてシーフードピラフベースとしてもご利用いただけます」と書かれています。

 一方、『業務スーパー』の「えびピラフ」にはパッケージには特に説明なし。公式サイトにも12月現在情報がありません。新商品じゃないし、もはやお馴染みの、みんな知ってる「えびピラフ」ですよ〜。といったところでしょうか。

 両方を袋に書かれた通りにレンチン解凍したところ、業スーの方がやや褐色、ハナマサの方が白いことが判明。そして、ハナマサの方が若干しっとりしています。なのでパラパラにしたい場合は、ラップをかけて4分、ラップを外して1分解凍というのが良さそうです。


もしかしてシーズンにより変わるのかもしれないけれど、エビは業スーの方が大きい。数はハナマサ

 具材はほぼ同じだけれど、ハナマサの方がとうもろこしがプラス、そしてハナマサの方が小さいエビ多めで、業スーは大きいエビで数は少ないけれど存在感あり、という感じです。価格が59円だけハナマサが高いけれど、これがトウモロコシ分? どちらもピーマンが小さい割にはしっかり主張しています。

 食べ比べてみると、ハナマサの「えびピラフ」はあっさり、じんわり美味しいのに対し、業スーの「えびピラフ」は、ブイヨンをまとったような味わい。旨みがしっかり感じられます。ということで、超独断ですが、先鋒戦は『業務スーパー』の「えびピラフ」の勝利!

【次鋒戦】子供も大人も大好きな「ハンバーグ」を食べ比べ


『肉のハナマサ』の「お肉屋さんのハンバーグ」(写真左)と、『業務スーパー』の「ハンバーグステーキ」(写真右)。ハナマサの方が一回り大きい

 次鋒は、ハンバーグ対決です。買ってわかったんですが、実は両方とも『チキン』ハンバーグ。肉はチキンが軸で、プラス牛と豚の脂を入れて、合い挽き感を出しているようです。ハナマサのハンバーグに牛肉または豚肉が入ってないのに驚きです。

 そして業スーは冷凍で、ハナマサは冷蔵なので、当然賞味期限はかなり違います。大きさも125gと150gで、ハナマサの方が一回り大きめ。値段は業スーが1個95円、ハナマサは2個322円(※1個161円)なので、ハナマサの方がお高めという感じです。


両方とも肉汁ジュワ〜ではなく、肉みっちりタイプのハンバーグ。ソースなしでそのままでも十分美味しい

 実際に食べてみると、ハナマサの方は、手ごね感があります。肉の繊維感を感じる食感に対し、業スーはプリっとみっちり。ぶっちゃけ、お弁当屋さんのハンバーグ感たっぷりです。「あ〜知ってる味だな」となります。『業務スーパー』なので、お弁当屋さんが使っていて当たり前ですが。焼き目の付け方も絶妙で、肉の使い方は、やはりハナマサの方が上と言えるかもしれません。ということで次鋒戦はハナマサの勝利です!

【中堅戦】あると超便利なレトルト「カレー」を食べ比べ


(左)ハナマサは具だくさん。(右)業スーは具なし。見た目が全然違う

 牛すじやじゃがいも、にんじんがゴロゴロ入ったカレーVS具なしカレー。最初は一方的な勝利になるのかと思いきや、実は違った!

 ハナマサの「具だくさん牛すじカレー」は750g入りで、1人前を業スーと同じく250gと考えると3人前、業スーは250gの5袋セット。つまり3人前518円と5人前338円で、圧倒的にコスパがいいのは業スーです。賞味期限も具なしだからなのか、ハナマサのカレーと比べて1年近く長いです。

 ハナマサのパッケージには「カレーライスはもちろん、うどん、スパゲティ、焼きそばなどにかけても美味しくいただけます」と書かれています。そして業スーのカレーのパッケージには「じっくり炒めた“あめいろ玉ねぎ”と完熟トマトのペースト、3種のフルーツでベースを作り、爽やかな酸味とコクのある大人の中辛カレーに仕上げました」と書かれています。ハナマサは多様性を、業スーはこだわりを紹介している、というところでしょうか。


(左)ハナマサは牛すじ、とろっとろで、結構入っているので満足感あり。(右)業スーは意外にも上品、ホテルカレー!

 ハナマサの牛すじカレーは野菜ゴロゴロ、牛すじトロトロで、食べ応え十分。牛すじ独特の旨みがしっかり感じられます。それに対し、業スーのカレーは、品があって味のバランスが完璧。銀色のソースポット、グレイビーボードに入って目の前に出されたら、ホテルカレーと勘違いできるほど美味しい! おそらくですが、あめ色玉ねぎ、トマトソースだけではなく、マンゴーピューレ、濃縮りんご果汁、濃縮いちご果汁がいい仕事をしていて、フルーツの甘味や酸味が縁の下の力持ちとして、味に深みと華やかさをプラスしているものと思われます。中堅戦は、ハナマサのカレーの勝利! この値段でこのクオリティに衝撃です。

【副将戦】開けたら全然違った!「ピザ」を食べ比べ


業スーのピザ、焦げやすい。なのにちょびっとチーズが溶けにくいのはなんとかして〜!

 副将戦はピザ対決。『肉のハナマサ』の「チーズピザ」と、『業務スーパー』の「ゴーダ&モッツァレラピザ」です。ハナマサのチーズピザのパッケージには、「チーズの美味しさにこだわりました。お好みで具材をトッピングしても楽しい、シンプルなチーズピザです」。一方業スーのピザには「ふんわりとしたピザクラフトに、厳選されたチーズ、コーン、パセリをトッピングして歯切れの良い本格ピザに仕上げています。香味豊かにお召し上がりください」と書かれています。


直径18cmと直径15cm。そしてもっちり生地と昔ながらの冷凍ピザ生地。この差もでかい!

 しかしこの対決、圧倒的にハナマサのピザに軍配が上がりました。業スーのピザは、開封してみたらチーズがほんのちょっとしか乗っていませんでした。そして今時の冷凍ピザなら当たり前になってきた生地ではなく、一昔前の冷凍ピザにあった、カリッとしっかり生地。そして加熱すると焦げやすい!

 一昔前の冷凍ピザの味をこよなく愛する人なら、これは残して欲しい『レトロピザ』ですが、デリバリーやスーパーのオリジナルピザだって、今ではモチモチとか薄焼きカリッと生地が当たり前。なぜ今この生地? そもそもチーズ少なすぎなのに、なぜ商品名でモッツァレラとゴーダを前面に出したの? とツッコミの嵐。ということで、副将戦はハナマサの圧倒的勝利です。昭和や平成初期の、あの冷凍ピザを愛する人は業スーのピザをぜひ。

【大将戦】もちもち餃子派 or 一口餃子派!「餃子」を食べ比べ


(左)『肉のハナマサ』の「焼餃子」と、(左)『業務スーパー』の「肉肉餃子」。1個のボリューム感が全然違う

 最後の大将戦は餃子対決。業スーの商品の中でも人気が高い「肉肉餃子」とハナマサの「焼餃子」です。パッケージを開けて、餃子同士を比べてみると、大きさがまず全然違います。ハナマサは丸みがあるのに対し、業スーのは角がしっかりしていて並べて焼きやすいフォルムです。

 袋に書かれた通りに焼いてみましたが、ハナマサの餃子は焼き目がつきませんでした。ほ〜んのり茶色くなったぐらい? それに比べて業スーの餃子はフライパンとの接地面がしっかりしているからなのか、美味しそうな焼き目がつきました。


(左)ハナマサは具がふっくら、皮もっちり。(右)業スーは皮パリパリで具がみっちり。もはや別ジャンル!?

 いざ食べ比べてみると、ハナマサは豚肉とニラの旨みをジュワッと感じるジューシー餃子。そして業スーの餃子は具がみっちりの一口餃子といった感じ。両方とも水餃子や蒸し餃子にも、とパッケージに書かれていますが、業スーは、焼き餃子が一番良さそうです。ハナマサは、蒸し餃子・水餃子にも合いそうな印象を覚えました。

 ということで、肉のジューシーさを感じるハナマサの餃子の勝利! ただこれは、一口餃子派なら業スーだし、ジューシー餃子派ならハナマサ、という感じです。値段も圧倒的に業スーが安いです。

まとめ

 5番勝負の結果は、

先鋒 えびピラフ……肉のハナマサ×—◯業務スーパー
次鋒 ハンバーグ……肉のハナマサ◯—×業務スーパー
中堅 カレー…………肉のハナマサ×—◯業務スーパー
副将 ピザ……………肉のハナマサ◯—×業務スーパー
大将 餃子……………肉のハナマサ◯—×業務スーパー

『肉のハナマサ』3勝、『業務スーパー』2勝、という結果になりました。あくまでも超個人的な味の感想です。そしてトータル購入価格を比べてみると、『肉のハナマサ』が合計2927円に対し、『業務スーパー』合計1672円。1000円以上の差がありました。業スーはやはり神コスパ。しかも、カレーがまさかのジャイアントキリングと面白い結果となりました。ぜひ皆さんもこの記事を参考に、食べ比べしてみてはいかがでしょうか。

(文・構成◎いしざわりかこ)

●DATA

肉のハナマサ

http://www.hanamasa.co.jp

業務スーパー

https://www.gyomusuper.jp

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