奈良県公式サイトの「路線図」が色々おかしい 地元民も総ツッコミ「大嘘すぎる」「これはヤバい」

2020年1月8日(水)6時0分 Jタウンネット

これあかんな。あかんな——。


奈良県の公式サイトに掲載された鉄道路線図に、地元民からツッコミが相次いでいる。


その地図がこちらだ。


「鉄道利用奈良マップ」と名付けられたこの地図。いわゆるアクセスマップで、どの線路を利用すれば隣接する大阪府や京都府、和歌山県へ移動できるのかわかる画像だ。


しかし、この地図を見た地元民ツイッターユーザーからは、次のようなツッコミが。


「奈良県の公式HPには、奈良県の北から南まで鉄道が存在すると錯覚させる不適切な図が掲載されています」

「実際はもっと左上にギューッと寄せた感じ」

「これはヤバい!端から端まで鉄道はしっていると錯覚してしまう」

「付け加えるなら奈良から出てすぐに布施ってのも大嘘すぎる」



いったいどういうことなのだろうか。


例えば、アクセスマップ最南端の「近鉄吉野駅」は、グーグルマップで確認すると、もっと北に位置することがわかるだろう。東の端近くにある「近鉄桜井駅」も、実際はかなり南に位置するのだ。


いったいなぜ、このような地図になってしまったのだろうか。Jタウンネットは、奈良県の担当者に話を聞いてみた。


広報「意図的ではないと思います」


「地図の縮尺に関しては、わかりやすくデフォルメさせたものだと思います」



2020年1月7日、Jタウンネット編集部の取材にこう答えるのは、奈良県広報広聴課の西村真理子係長である。この地図が制作された経緯などについても尋ねたが、


「(画像をサイトに掲載した)当時のことはわかりかねます。作成意図は調べてもわかりませんでした」



と話すだけだった。


ただ、ネット上でツッコミを受けていることは西村さんも把握しているそうだ。


「本来であれば、『実際の縮尺とは異なります』と注釈をつけた方が親切だと個人的には思いますね」



あくまで推測の範疇だとしつつも、西村さんは次のように話を進める。


「意図的ではないと思います。地元の奈良県民にしてみたら『面白いな』と思うところはあるかもしれませんが、マップの真意としては、鉄道の路線をはっきり大きく表現したかったのではないでしょうか。



そこに、ややこしく奈良県の形が背景にあるから、わかりづらいのかなと思います」



奈良県の公式サイトは、19年秋からリニューアルを進めているそうで、今回話題になった「鉄道利用奈良マップ」も刷新するか、廃止を検討していると話す。


「土地勘のある県民が見たときのギャップをなくしていくことが大切だと広報の立場としては思いますね。県民や観光客に対しても、わかりやすい情報提供を心がけていきたいと思っております」



指摘は真摯に受け止めていくとした。

Jタウンネット

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