「終電を逃し、深夜のバス停で寝ていた私。見回りの社員に発見されて、今じゃあり得ない展開に」(神奈川県・年齢性別不明)
2023年1月8日(日)11時0分 Jタウンネット
シリーズ読者投稿〜あの時、あなたに出会えなければ〜 投稿者:Wさん
その日、Wさんは小雨のぱらつく夜道をひとりで歩いていた。飲み会の帰りに終電を逃してしまったのだ。
大きな駅まで行けば、友達が迎えに来てくれる。そう思って歩き続けたが、途中で力尽きてしまい......。
<Wさんの体験談>
30年以上前、新入社員だった私が、同期と初めて下北沢で飲んだ後のことです。
当時、横浜市戸塚区に住んでいたのですが、終電の時間を知らず、最寄り駅までたどり着くことができませんでした。
「こんなところで寝てたら...」
行けたのは東横線の元住吉駅まで。所持金は500円。外は小雨が降っています。
どうにもならないので友達に電話して「迎えに来て欲しい」と頼むと、元住吉が分からないから横浜駅まで来てくれと言われました。
そこで横浜駅を目指したのですが、日吉まで行ったところでギブアップ。力尽きた私は、屋根のあるバス停のベンチで横になって休むことに。
すると、そこへバス会社の見回りの人がやってきました。
「こんな所に寝てたら置引にあうよ」
見回りの人はそう言って、バスの中に寝かせてくれたのです。そして、始発の時間になると起こしてくださいました。
今のご時世ではあり得ないことですが、時が過ぎてもその時の感謝の気持ちは忘れられません。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度〜)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)