【保存版】 “神やせダイエット”の石本哲郎が教える「若返りやせ」が叶う10ヵ条【後編】

2024年1月8日(月)10時50分 食楽web

 年を重ねるにつれ、筋肉は落ち、やせにくくなってくるもの。ダイエットしてもなかなか体重が減らなかったり、「やせたはいいけれど老け込んだ」なんてケースも多いようです。

 目指すはアンチエイジングもダイエットも同時に叶う「若返りやせ」。ボディメイクのプロ・石本哲郎さんが「若返りやせ」する食べ方を前後編に分けて伝授します! 

 後編では「若返りやせ」に役立つ栄養素についてお送りします。

※前編はこちら

【6】食物繊維は基本を知らないと全然摂れないので注意!


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 やせるにも若々しい体づくりにも、腸内環境が重要です。腸内環境が整い、消化吸収や排泄がスムーズだと、代謝も高まりやせやすい体になるし、便秘も改善されて肌つやも良くなります。しかし、ストイックにダイエットをしている人ほど、腸内環境が悪化しがちという落とし穴が。

 実は、ダイエットやボディメイクに必要不可欠なたんぱく質は、摂り過ぎると腸内環境を悪化させてしまうのです。そのため、たんぱく質をしっかり摂るなら、腸内環境を整える食物繊維もしっかり摂ることが大切になります。

 基本的に食物繊維は、糖質が多い食材に含まれているため、食物繊維量を最も簡単に増やすには主食で摂るのが一番。お米やパンを食べる際、もち麦やライ麦パンなど、食物繊維が豊富な食材を意識的に選ぶようにすると、手っ取り早く食物繊維量を増やせます。

 逆に、肉、魚、卵などのたんぱく質源には、ほとんど食物繊維が含まれていません。そのため、糖質制限のダイエットをしていると、自ずと食物繊維の摂取量も減ってしまうことに……。やせるために糖質の摂取量を減らす場合は、白米にもち麦を入れたり、海藻類やきのこ類など食物繊維が豊富な食材を摂る工夫をしましょう。食物繊維は意識しないと摂れないものと心得、こまめに摂る姿勢が大事!

【7】発酵食品は習慣にしちゃいましょう!


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 発酵食品も腸内環境を整えるのに役立つ食品。若返りやせのためには、食物繊維と同様にしっかり摂っておきたいものです。発酵食品の効果を最大限に享受するには、毎日摂ることが大切。そのため、週末だけ発酵食品をたくさん食べても、平日はカップラーメンばかり食べてるようでは、効果はあまり期待できません。納豆1パックでいいから毎朝食べるなど、習慣化しましょう。

 発酵食品の中でもイチオシはやはり、納豆。食物繊維や血液をサラサラにするナットウキナーゼも含まれ、若返りやせのためのスーパーフードといえます。ただ、納豆が苦手な人も多いので、ヨーグルトやキムチなどでもOK。ヨーグルトなら朝食やおやつに、キムチならごはんのお供になど食生活に組み込んでしまうことが、摂り忘れない秘訣です。

【8】抗酸化作用は若返りの味方!

 老化や病気の原因、ダイエットの妨げにもなる活性酸素。この活性酸素による体の酸化を防いでくれるのが抗酸化物質です。とはいえ、SFの世界じゃないので、抗酸化物質を摂れば10歳若返るとか、残念ながらそこまでのパワーはありません。でも「効果が薄いからやらない」となると、それも違います。細胞レベルでは間違いなく、体にいいことは起きているからです。

 そもそも、若返りには特効薬みたいなものは存在しません。普段の食事でバランスよく食べたり、適度な運動をしたり、睡眠をしっかりとるなど、体にいいことを一つひとつ積み重ねることが何よりも大事です。抗酸化作用もそのひとつ。つまり、抗酸化系のサプリやスーパーフードばかり食べてても、運動もせず、食事にも気をつけていなければ、決して見た目が若返ることはないでしょう。一つひとつの効果は弱くても、広く浅く取り組んだ結果が見た目に影響を及ぼすのです。だから、アンチエイジングのためにやれることはやるべき! 抗酸化作用も味方につけておくべきです。

 抗酸化力が高く、手に入りやすい食材としては、ブロッコリースプラウトとパプリカがずば抜けています。カロリーも低いため、量を気にせず食べられるし、そのままサラダで摂れるのも便利なところ。また、にんじんやかぼちゃなどの緑黄色野菜も高い抗酸化作用を期待できるので、根菜類を意識的に摂るのも有効です。根菜類には食物繊維も多く含まれているため、摂っておいて損はなし!

【9】小顔でお目めぱっちりのためには塩分がもっとも重要!


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 塩分は、ダイエットやボディメイクに直接的には関係ありませんが、慢性的なむくみの原因になります。むくみがあると、どうしても太って見えてしまうもの。せっかくがんばってダイエットしても、むくみで顔も脚もパンパンなんて悲しいですよね。また、むくみの影響が出やすい瞼や膝下は、最も年齢が出やすい箇所でもあるため、むくむと一気に老け込んだ印象にもなります。

 若見えやせのためにも、塩分は控えるのが正解! 日本人は塩分を摂り過ぎな傾向にあるので、減塩を心がけましょう。

 塩分を控えるポイントは、摂るべきタイミングにあります。塩分は活動する際に使われるため、食後のエネルギー消費が期待できる朝や昼に摂るぶんには、そこまで影響を与えません。逆に、活動量が減っていく夜に摂ってしまうと、翌日のむくみに直結します。そのため、朝昼はそこまで気にしなくてもいいけど、夜だけはガチで減らしにいく姿勢で臨みましょう。夜は味噌汁を飲まない、夜に豆腐を食べる際は醤油をかけないなど、そういったこだわりひとつでも結構違ってきますよ。

【10】連日の外食はマジで太るし、老けるので注意!


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 最も太りやすく老けやすい行為は何かというと、やはり体に無理をさせること。具体的には連日の外食です。ただでさえ外食はオーバーカロリーになり、胃腸を疲弊させるのに、追い打ちをかけるようにまた食べてしまうと胃腸に対するダメージは増大。弱ってる状態にさらに無理をさせるわけだから、細胞レベルで老けていくし、エネルギー代謝も追いつかず、体脂肪もめちゃくちゃ合成されやすくなります。

 肥満や老化を加速させないためにも、連日の外食は避け、外食の翌日は普通の食事にしましょう。そうすることで、胃腸がリセットされるとまではいかなくとも、ある程度は消化が終わり、胃腸も落ち着きます。食べ過ぎた翌日は、胃腸にあまり負担をかけないことが大切ですが、かといって全く食べないというのもNG。健康的で若々しくいるためには、0か100かで考えるのではなく、20や80などの選択肢を持つことが非常に重要なポイント。極端過ぎる行為もまた、体に無理を強いることになります。食べ過ぎた翌日は断食をするなど極端なことはせず、朝食をプロテインだけにし、それ以降は普通の食事に戻すなど、胃腸の負担を減らすような工夫をするといいですね。

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「今年こそはやせるぞ!」と意気込んでいる皆さん。「若返りやせ」の10か条を実践して、効率よく理想の体づくりに励みましょう!

(語り◎石本哲郎、インタビュー・撮影◎酒詰明子)

●プロフィール

石本哲郎

女性専門のパーソナルトレーナー。東京や神奈川にて、女性専門パーソナルジムリメイクや女性専門フィットネスショップリーンメイクを数店舗運営。女性のダイエットに関わる医学、栄養学、トレーニングメソッドについての豊富な知識と、自ら意図的に太ってやせる「減量」実験の成果から編み出した独自のメソッドで、のべ1万人以上の女性の体づくりを指導し、成功へと導く。ダイエットに悩む一般女性の指導をもっとも得意とし、「健康的かつきれいに女性の体を変える技術」には定評がある。代表作『神やせ7日間ダイエット』などを含め著書累計20万部を超える。

twitter:https://twitter.com/ishimoto14
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ブログ:https://www.body-make.com/blog/

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