お酒で赤くなる人、ならない人、がんのリスクは違う?

2023年1月9日(月)20時30分 ココカラネクスト

 お酒に含まれるアルコールは胃や腸で吸収され、血液を通して全身に行き渡ります。

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お酒を飲むことで顔などが赤くなるのは「アセトアルデヒド」の作用です。

これにより脈拍が上がり、その結果として、血圧が上がり、冷や汗が出る、筋肉が緊張するなどの症状が引き起こされるのです。

顔が赤くなる、ならない人の差には、アセトアルデヒドを分解する「アセトアルデヒド脱水素酵素」が大きく影響しており、その人の遺伝的要素によって決まると言われています。

では、お酒に弱い人と強い人のガンリスクに差はあるでしょうか。

中でも注意しなくてはいけないのは、

「元々弱かったけど、鍛えることでだんだん強くなった方」です。

たとえ現在はアルコールに強くなったとしても、体質は思っているほど変わらないため、体内にお酒が残りやすく、アセトアルデヒドの毒性に長くさらされやすくなります。

それによって咽頭がんや食道がんになる確率が高くなると言われています。

毎日お酒を飲む人は以下のいずれかの量までにとどめましょう。

日本酒 ・・・1合
ビール大瓶(633ml)・・・1本
焼酎・泡盛 ・・・原液で1合の2/3
ウィスキー・ブランデー・・・ ダブル1杯
ワイン・・・ボトル1/3程度

日本人のがんは、

「喫煙」
「飲酒」
「食生活」
「身体活動」
「適正体重」
「感染

の6つの要因が関わっていると言われています。

このうち、「感染」以外は日頃の生活習慣に関わるものです。

「芸能人のがんに関するニュースをよく聞く」
「親戚が、がんになった」
「友達から、がんだと打ち明けられた」

がんを身近に感じるのはこんなときかもしれません。

早期発見が可能になり、医療技術が進歩した今、がんは不治の病ではありません。

早期のがんは症状が出ない場合が多いですが、早期であればあるほど治せる可能性は高く、治療によって患者さんにかかる身体的負担や経済的負担は一般的に少なくてすみます。

重い自覚症状をきっかけに進行がんで見つかった場合の治療は身体にかかる負担が大きかったり、時間がかかる場合が多いと言われています。

[文:銀座血液検査ラボ -ketsuken-]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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