家の麺料理が100倍美味しくなる!? 製麺所で“できたての麺”を買ってみた!

2023年1月9日(月)10時47分 食楽web


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●大田区上池台にある製麺所『丸山製麺』は、大晦日の12月31日だけ年越しそば用の商品を販売。直販開始に行列ができる、おいしすぎる麺の人気の理由を調査する。

 今年の東京は暖かく、穏やかな新年の幕開けでした。おせちは大晦日に食べる地域と、元旦に食べる地域と二分しますが、年越しそばは全国共通。筆者はいつも通り自宅で食べたのですが、今回は12月31日にしか直販しないという『丸山製麺』の麺を用意しました。

そば以外に中華麺やうどんも販売


およそ30名が向かい側の道路に整理券を持ち並ぶ

『丸山製麺』は1958 年の創業の製麺所。大田区上池台に工場があり、普段は飲食店や学校など業務用にしか販売していませんが、12月31日だけは年越し用のそばをメインに、中華麺やうどんなどの製品をほぼ卸値価格で振る舞っています。


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 今回は特別に実際に製麺している様子も見学しました。機械化が進んでいるとはいえ、『丸山製麺』では、経験と研磨を積んだ職人たちの手作業も加わります。餃子の皮は、抜型を使って1枚ずつ手作業で作られていました。

 中華麺をメインに作る製麺所が多い中、『丸山製麺』ではうどんや蒸し麺、餃子の皮なども製造。特にそばに関しては業界トップで、東急系の駅そばにも卸しているとのこと。筆者も何度か利用したことがあったので、あの味がここで作られているのかと思うと感慨深いです。

 さて直販に戻りまして、そばは5食につゆがセット(500円)とつゆなし(300円)から選べます。他にも気になった餃子の皮(300円)、全粒粉の中華麺(5袋300円)、焼きそば(3袋100円)も一緒に買ってきました。

 早速、帰って味わってみたのでご紹介しましょう。

そば、うどんに中華麺、焼きそば、餃子の皮。製麺工場の多彩なラインナップはどれが旨い?


まずは年越しそばから味わいました

 まずは年越しそばから。

 原料は麺の種類やオーダーによって細かに変えています。国産小麦を中心に、外国産のものと使い分けているそう。市販の麺との違いは歴然で、とにかく香りが良く、弾力があります。

 その理由は、余計な添加物が含まれていないから。蕎麦本体の香りがやさしく鼻腔を抜けていきます。つゆとセットで購入しましたが、これが大正解! 専門店で食べるような本格的な一杯に仕上がりました。

カリッ、もちっと。餃子の皮が絶品すぎる

 餃子の皮に関しては肉餡を包んでいるときから、「これは絶対おいしい!」と確信させる生地感。程よい厚みがあり、ヒダが美しく決まります。肉餡をたっぷり入れても破けることなくしっかり包み込めます。

 たっぷりめの油でカリッと蒸し焼きに。表面は香ばしくて焼けていて、中はモチモチ。肉汁をしっかり保ったままなので、一口かじったときにジュワーッとあふれました。これを食べたら市販の皮には戻れません。

全粒粉の中華麺で、麺の味わい深さを堪能

 全粒粉の中華麺はまぜそば風に。風味が非常に良く、麺そのものの味わいも深いので、担々麺など濃いスープとの相性も良し。5袋入りなので、単身者にとっては食べきれるかネックになるところですが、生麺のまま冷凍しておくと1か月はもつのでご安心を。

年末以外にどこで買える?

 さて次の大晦日まで待つには先が長いので、待ちきれないという人は『丸山製麺』のオンラインストアや、全国163か所(2022年12月末時点)に展開中の冷凍自動販売機「ヌードルツアーズ」にて購入ができます。

「ヌードルツアーズ」、1食1000円で全国の人気店を中心にスープ、麺、具材をセットで販売しています。湯煎するだけでお店の味が完成しますので、外食するにもゆっくり食べられないという子育て中の世帯にも大人気とのこと。非対面かつ24時間いつでも購入できる点も自販機ならではですね。

調査結果

 米屋、パン屋とあるように製麺所の麺は、やはり旨い! 市販品よりも香りが良く、麺の弾力、味わいも段違いでした。普段はオンラインショップや冷凍自販機でその味をぜひお試しあれ。

(撮影・文◎亀井亜衣子)

●DATA

丸山製麺

https://www.maru-men.co.jp/

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