4000年前に「モヘンジョダロ」が核戦争で滅んだと考えられる理由とは?

2023年1月8日(日)11時0分 tocana

 今の我々の文明が地球上で最高峰の文明なのだろうか——。もしも過去の地球上に先進文明が存在していたのだとすればなぜなくなってしまったのか。


下水道が完備していた古代都市・モヘンジョダロ

 多くは今の我々の文明は地球上で“最先端”であると当然のように考えているが、本当にそうなのだろうか。


 人類は20世紀半ばから原子力のエネルギーを活用できる科学技術を獲得したが、実は4000年前の超古代文明が核戦争で滅んだ可能性があるという驚きの理論が一部の研究者から報告されている。


 核戦争で滅んだ都市はどこなのか。それは南アジアの古代インダス文明の都市「モヘンジョダロ」、別名「死者の丘」である。


 インダス川のほとりに位置するモヘンジョダロは多くの住民を抱えた古代インダス文明の繁栄を象徴する場所の1つである。


 モヘンジョダロは1920年代に英領インドの都市遺跡「ハラッパー」と共に発見された。研究者たちは1920年代から1930年代にかけて、また1950年代と1960年代に遺跡の調査発掘を行っている。


 4000年前に存在した古代インダス文明が古代エジプト文明と共存していたことを世界が知るようになったのはこの時が初めてのことであった。


 考古学者によると、モヘンジョダロは都市計画を練られて設計された都市であり、レンガ造りの家具を備えた家々が建てられていた。最も興味深いのは下水道のネットワークで、家庭排水などのための水道インフラがレンガ造りの構造で張り巡らされていたのだ。


核兵器の使用を裏付けるた数々の証拠

 イギリスの研究者、デイビッド・ダベンポート氏は、第二次世界大戦で広島と長崎で起こったことは紀元前2000年にモヘンジョダロにも起こっていたのだと説明する。


 ダベンポート氏は12年以上この街を研究し、古文書や街に関する入手可能なあらゆる情報にあたった。そして彼はこの古代都市に関する研究を著書『Atomic Destruction in 2000 BC(紀元前2000年の原子破壊)』で発表した。


 ダベンポート氏は『マハーバーラタ』として知られる神聖なヒンズー教のテキストで言及されている神秘的で強力な武器を紹介している。雷の力を持った車輪のような武器である「アグネヤ(Agneya)」と呼ばれる武器が、この古代都市の破壊に使われた可能性があるというのだ。


「“アグネヤ”は、常に動いている唯一の神聖な武器です。毎秒数百万回の回転が可能で、瞬く間に数千万キロメートルを移動する能力を持っています。放つのではなく、意志の力で敵に向けて発射します」(同著より)


 そしてダベンポート氏はこの“アグネヤ”が核兵器であった可能性を指摘する。


 ダベンポート氏がモヘンジョダロ遺跡を調べたところ、摂氏1500度まで加熱されたいくつかの物体を発見した。そして爆心地を特定し、半径45メートルほどのエリア内では地面とレンガが溶けて結晶化し融合していた。これらすべての証拠は、現代の原子爆弾に匹敵する強力な爆発がこの地域で起こったことを示しているという。


 さらに1966年、イギリスの作家、アレクサンダー・ゴルボフスキー氏は著書『Riddles of Ancient History(古代史の謎)』で、この地域で発見された骸骨について、自然レベルの50倍以上の放射線を含んでいると報告している。


 ダベンポート氏の主張は、モヘンジョダロで起こったことは自然現象ではないと述べたイタリアの宇宙技術者、アントニオ・カステラーニ氏にも支持されている。ちなみにこの地域では火山活動などの地殻変動は起こっていない。


 はたして今から4000年前にモヘンジョダロは核攻撃で滅ぼされたのだろうか。その原因はインダス文明の内戦であったのか、地球上のほかの古代文明による侵攻であったのか。あるいは地球外文明の仕業なのだろうか。モヘンジョダロ遺跡で新たな発見がもたらされることがあるのか気に留めておきたい。



参考:「Howandwhys」、「Ancient Origins」ほか

tocana

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