高血圧薬&ごまで失神も、処方薬とサプリの危険な併用例

1月11日(土)16時0分 NEWSポストセブン

高血圧の薬に胡麻を組み合わせると場合によっては危険

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 病気の療養中、医師に処方された薬を服用するとともに、少しでも健康になりたいということで、市販のサプリメントや健康食品を服用している人も多いのではないだろうか。しかし、処方薬の効果をサプリや健康食品が邪魔している可能性もある。そして、効果を打ち消すだけでなく、重篤な症状をもたらすこともあるというのだ。


 そこで、『高血圧の薬』と『抗がん剤』に絞って、のみ合わせると危険な処方薬とサプリメント・健康食品の組み合わせを紹介する。


※監修/生田哲さん(薬学博士、米カリフォルニア大学など海外の研究機関で生命科学の研究にあたる)


【高血圧の薬】


◆『ACE阻害薬(エナラプリルマレイン酸塩、リシノプリルなど)』と組み合わせると危険なサプリメント・健康食品


『ごま(セサミン)』

 セサミンにも血圧を下げる作用があるため、併用することで血圧が急激に下がる危険性がある。同時に服用して失神した例もある。


『EPA』

 いわしやさばなどにも含まれる良質な油分である「オメガ3系脂肪酸」が血栓を溶かし血液をサラサラにする働きが。それゆえ併用すると低血圧に。


『GABA』

 不安軽減や鎮静効果とともに、血圧を下げる効能もある。降圧剤との併用は効果が増強される恐れがあり、避けるべき。


『トクホ(高血圧改善)』

 飲料やサプリメントの形で売られている「血圧を下げる」健康食品には注意が必要。トクホの緑茶で降圧剤をのむなども避けたい。


◆『利尿薬全般(アセタゾラミド、イソソルビドなど)』と組み合わせると危険なサプリメント・健康食品


『カンゾウ』

 緊張を緩和させる作用のあるカンゾウには体内のカリウムを排出する効能があり、利尿薬と服用すると体内に含有するカリウムの量が著しく下がり、まひや不整脈の原因となる。


『アロエ』

 アロエが含有する「アロイン」という成分にもカリウム量を下げる効果が。カンゾウと同じく、利尿剤との服用には注意が必要。



【抗がん剤】

◆『エンドキサン、メトトレキサートなど』と組み合わせると危険なサプリメント・健康食品


『α-リポ酸』

 α-リポ酸には抗酸化作用がある。抗がん剤と抗酸化作用の食品を併せて摂取すると、抗がん剤の種類によっては効果が弱くなる可能性がある。


『ビタミンC』

 抗酸化作用があるとされ、不足すると老化が進むといわれているビタミンCは、一部の抗がん剤の効果を弱めてしまう可能性がある。ほか、抗酸化作用のある食品も同様に影響する場合が。医師に相談すべし。


※女性セブン2020年1月16・23日号

NEWSポストセブン

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