糖尿病薬&サイリウムはリスク? 処方薬とサプリの危険な併用

1月12日(日)16時0分 NEWSポストセブン

サプリも薬と一緒に服用することで思わぬ影響を及ぼす

写真を拡大

 健康のために気軽にサプリメントを日常的に服用する人も多いはず。同時に、医師に処方された薬を服用するケースもあるだろうが、実はこれが危険なのだ。処方薬の効果をサプリや健康食品が邪魔してて効果を打ち消す可能性があり。さらに、重篤な症状をもたらすこともあるというのだ。


 そこで、『抗血栓薬』『抗炎症薬』『糖尿病治療薬』について、処方薬と組み合わせると危険なサプリメント・健康食品を紹介する。


※監修/生田哲さん(薬学博士、米カリフォルニア大学など海外の研究機関で生命科学の研究にあたる)


◆『抗血栓薬(ワルファリンカリウム)』と組み合わせると危険なサプリメント・健康食品


『ビタミンA』

 ビタミンAに血液凝固を抑える働きがあるため、ワルファリンカリウムの抗血液凝固作用を増大させてしまい、出血や青あざができる可能性が。


『ビタミンE』

 ビタミンEは、抗酸化作用や手足の血流の活性化の効果が期待されるため、相乗効果によりけがなどで出血した場合、血が止まらなくなることが懸念される。


『ニンニク』

 食事で摂る程度なら問題はないが、ニンニクには抗血液凝固作用があるため、ワルファリンカリウムの効果を増大させてしまう。サプリメントなどでの大量摂取は避けるべき。


『ビタミンK』

 ワルファリンカリウムは血液凝固作用のあるビタミンKの働きを阻害する作用があり、したがってビタミンKを併用するとワルファリンカリウムの血中濃度を低下させ、期待した効果が減弱する可能性がある。


『コエンザイムQ10』

 抗酸化作用を持ち、悪玉コレステロールの抑制や、生活習慣病の予防が期待できるサプリメントだが、一方で血液凝固を促進する可能性もあり、薬の血液凝固の抑制効果を弱めてしまう。


『クロレラ』

 ビタミンKを多く含んでいるため、血液凝固防止剤であるワルファリンカリウムの作用を阻害し、薬の効果を弱めてしまう可能性がある。青汁や納豆も、食べ合わせは避けた方がよい。


◆『抗炎症薬(アスピリン、イブプロフェンなど)』と組み合わせると危険なサプリメント・健康食品


『イチョウ葉エキス』

 アスピリンやイブプロフェンなどには血液凝固を防ぐ働きがあり、イチョウ葉エキスに抗血小板作用があるため、併用すると血液が固まるのを抑制する可能性がある。


◆『抗炎症薬(アスピリン)』と組み合わせると危険なサプリメント・健康食品


『ウィローバーク』

 ウィローバークエキスはアスピリンの原料になるサリシンを含む。併用すると効果が増強され、吐き気や肝機能低下など副作用の可能性が強まる。


◆『抗炎症薬(コルチコステロイド)』と組み合わせると危険なサプリメント・健康食品


『カンゾウ』

 どちらも体内のカリウム量を減少させるため、低カリウム血症になり、不整脈が起こったり、まひや脱力感を感じたりすることがある。


◆『糖尿病治療薬(グリメピリド、グリベンクラミド、グリクラジド、インスリン製剤など)』と組み合わせると危険なサプリメント・健康食品


『DHA』

 コレステロール値の低下、動脈硬化予防などが期待されるが、同時に血糖値を上昇させる効果があり、血糖値を低下させるために使用される糖尿病治療薬と併用すると、効果を弱めてしまう。


『トクホ(血糖値低下や安定化を謳うもの)』

 どちらも糖を分解する酵素の働きを抑える作用を持つため、薬剤の作用が増強され、低血糖になる恐れが。加えて、未消化の糖質が腸内で発生し、ガスが多くなるため、腹部膨満感のリスクも。


『サイリウム』

 糖の吸収を遅らせ、食後の血糖値上昇を抑制する働きがあるサイリウム(オオバコ)と糖尿病治療薬を併用すると、血糖値が激しく低下するリスクが。


『ショウガ』

 ショウガには体を温めて血流を促すとともに、血糖値を下げる効果もある。血糖値を下げる働きのあるインスリンなどと併用すると、効果が増大され、低血糖に陥る危険性がある。


※女性セブン2020年1月16・23日号

NEWSポストセブン

「危険」をもっと詳しく

「危険」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ