サハラ砂漠を旅した日本人少年

1月14日(土)12時0分 ビーカイブ

いまほど海外旅行がメジャーではない時代、サハラ砂漠をラクダとともに横断した日本人の少年がいたと聞いたら、驚くのではないでしょうか。彼の名前は上温湯隆(かみおんゆたかし)といいます。サハラ砂漠を横断途中に、21歳で渇死をとげます。





旅行記


前代未聞のサハラ砂漠横断に挑んだ彼の記録がまとめられた本が『サハラに死す:上温湯隆の一生』(ヤマケイ文庫)です。もともと、1975年に時事通信社から発売された本に解説が加わり文庫化されたものです。上温湯隆は日本の高校を一年で中退後、世界放浪の旅で出ます。世界各国をめぐる中で、人類未踏の場所であるサハラ砂漠横断に目をつけます。フランス語をならい、現地へ渡り、ラクダを購入し、旅をはじめます。


何もない旅


サハラ砂漠は、東西7000キロにもおよぶ膨大な砂漠です。そこをラクダとともに歩いたのです。ときに遊牧民と交流をしたり、あるいはなにもない星空の下で野宿をしたりと、ロマンチックな要素もありますが、ほとんどは灼熱の砂漠を歩くだけの地味な旅です。それでも旅を通してサハラを知り、日本に帰国後は大学に入り、その体験を勉強に生かそうと思っていた矢先の死でした。まさに冒険の記録がこの本には記されています。

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