「美しさよりも効率重視」でコスト削減 西友の陳列棚に称賛「ほかの店も見習うべき」

2020年1月14日(火)20時0分 Jタウンネット

「美しく並べるよりも、効率的に並べる」



大手スーパーの西友が陳列棚に掲示するPOPに、ツイッターで注目が集まっている。


乱雑に配置された、陳列棚の中のカップ麺。その棚には、以下のような文言のPOPが掲げられている。


「無造作に投げ込んだかのように見えるカップラーメンやお菓子のバスケット陳列。あえてこのように並べることで、作業効率をグンとUPさせて、コストの削減につなげています」



縦と横にキチンと整理するよりも、無造作に。そうしたほうが作業効率は上がり、コストが削減されるという。こちらの写真を投稿した、ツイッターユーザーのとまとにんじん。(@jp_tomato)さんも、


「ほんまこれやからまじでどこのスーパーも見習うべき」



としている。投稿を見た人は


「ほんまそれ。どう置こうが中身一緒やから」

「この方が購買意欲上がるなあ」

「綺麗に並べてるよりも正直食欲わく」



と反応している。Jタウンネットは、POPを制作した西友に改めて意図を聞いてみた。


担当者「短時間で作業ができる」


POPの狙いや意図は何なのか。担当者はJタウンネットの2020年1月10日の取材に、


「西友のビジネスの柱であるEDLP(Every Day Low Price)(毎日低価格)戦略を推進しており、このEDLPを実現するための活動を、お客様にもご理解や共感いただくことを目的に実施しております」



と回答した。「美しく並べるよりも、効率的に並べる」とは、西友が取り組む戦略を「わかりやすく表現したフレーズ」だという。


「什器(じゅうき)の中に、段ボールから無造作に取り出すだけなので、短時間で作業ができるということで、効率的と考えています。きちんと積み上げていなくても、お客様は抵抗なく商品を選んでいただいております」(担当者)



ツイッターで話題になったことについて、担当者はこう述べた。


「弊社の取り組みをお客様が好意的に受け止めていただけるのは大変喜ばしいことです」


Jタウンネット

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